【Insurance110】駐在中のお金に関するお役立ちコラム④

2023/11/29

とある元駐在員の後悔

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駐在員の任期は3年〜5年と言われています。12月に入り私の周りでも「今年はあるかも…」とか「長くても春までかなぁ」という声を聞く時期となってきました。中には周りには言えないけどすでに帰任が決まっている人もいるのではないでしょうか。
1日でも早く日本に帰りたい人、しがみついてでも帰りたくない人、様々ですがサラリーマンである以上、人事には逆らえないのは世の常。私も元々は別の会社で駐在員として海外生活をした経験はありますが、後者の帰りたくない人の方で帰任と同時に転職してしまったタイプです。あの時上司に呼び出され日本に帰任を言われた時は本当にショックで、あたかも余命宣告されたと同然のことだったと思い出されます。
それはさておき私が10年前の駐在中にやっておいた方が良かったなと後悔していることの一つとしては、なぜあの時に海外で資産運用を始めていなかったのかということです。当時は1ドル100円を下回る円高で日本円から海外のものを買うにはうってつけの状態で、給与ベースも日本がメインだったのでそれはラッキーでした。しかし当時まだ若かったこともありまして、どうせ2、3年しかいないから楽しもうと散財しまくっていました。当時でもそこそこの車一台くらいは余裕で買えるくらいの額を旅行や飲み会などの遊びに費やしていたかと記憶しています。年間で200万円として3年で600万円(実際はもっと使っていたかもしれません)。仮にそのお金を香港保険に投資していたら今いくらになっているのかという計算をしてみたのがこちらの表です。スクリーンショット (2484)

2010年に600万円をドルにすると約68,000ドル、そのドルを香港の保険に投資していた場合、13年経過後約120,000ドルになります。それを今(2023年11月現在のレート)日本円に戻すといくらになっているかというと…。為替の影響もあり、わずか13年で円ベースでの資産価値はなんと3倍に!つまり私は600万円分使ったのではなく、1,800万円分も浪費してしまったことになります。
思い出すだけで嫌になりますが後悔しても過ぎ去った時間は取り戻せません。当時は今ほどお金に関する知識はなかったので、今手元にあるお金はずっと価値が変わらないものだと思い込んでいました。お金の価値というのは為替やインフレの影響で時間が経過することで変わっていきます。特に若い世代では100万円は100万円の価値ではなく、数十年後の数千万円に化ける可能性を秘めていることを決して忘れてはなりません。また、駐在期間中の3〜5年というのも長い人生において非常に重要な時間です。人によっては今後の人生を左右するターニングポイントになることもあります。この貴重な時間を私のように散財するか、うまく運用を始めるかで将来は家一軒建つほど変わってくる可能性もあることはこの説明でご理解いただけるかと思います。
さて、ここで私と同じような後悔をしてほしくないと考え出したのが、弊社の帰国前セミナーです。セミナーでは本帰国前に確認しておきたいお金周りのことを中心にお話ししていきます。例えば、「香港で作った銀行口座をどうしよう」、「香港にお金を置いたままで大丈夫?」、「日本に送金するのにおトクな方法は?」、「貯まった外貨を日本円に変えるタイミングは?」、「香港にいるからこそできる運用方法」、などなど…。ここでしか話せない内容を解説していきます。お仕事が終わった後や週末の朝にお金周りの確認をしてみてはいかがでしょうか。

帰国前セミナー
毎週火曜日18:00〜、土曜日10:00〜 60分程度
オンライン開催!

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執筆者
Insurance110
シニアコンサルタント 近藤貴之

Mr.Kondo
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Insurance110 Company Limited
Rm. 2903, 29/F., Windsor House,311 Gloucester Rd., CWB
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