カンボジアのローカル料理「クイティウとフォー」クロマーマガジン編集部

2015/04/20

アジア各国、朝ごはんといえば「麺」だろう!

カンボジア料理カンボジアを代表する朝食麺といえば、スープ米麺の「クイティウ」だ。どのレストランや屋台にも必ずある定番の一品で、全国津々浦々、アツアツのクイティウをすする姿は朝の馴染みの情景だ。クイティウの麺は春雨のように細い。スープは豚骨や干し海老、スルメで出汁をとり、トッピングは牛、豚、鶏、海鮮などからお好みをチョイス。共通の具として臓物や肉団子がどかんと載り、最後は乾燥にんにくとネギでトッピング。見た目の割にボリュームがあり、男性にも人気の朝食メニューだ。

一方、近頃の流行りは隣国ベトナムの「フォー」。都市部のレストランを中心にフォーを販売する店が急増中。クイティウよりあっさりしていて、ハーブや野菜が沢山とれるということで、女性を中心に人気が高まっている。徐々に浸透してきているのか、最近では路地裏のローカル屋台でも「フォー」の看板を見かけるようになった。

少し前、会社近くの屋台でフォーを頼んだ。しかしフォーと言っても通じない。メニューの「Phò」を指さすと、「ああ、クイティウね」とようやく理解したようだ。よく見るとPhòのとなりには、カンボジア語でクイティウと書かれていた。とりあえず、流行りモノには乗っておきたいのが人情のようだ。

クイティウとフォー カンボジアクイティウとフォー カンボジア2

文:矢羽野 晶子
(クロマーマガジン編集部)
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