大坑(タイハン)ベトナム料理「Cafe Locomotive」

2014/06/05

店名の由来はただの蒸気機関車じゃない!ベトナムフォーの本来の旨味

ベトナム料理 ロコモーティブ

色々なレストランがオープンし続けているタイハン(大坑)。そこで見つけた「Cafe Locomotive」は昔ながらの料理方法を貫いているベトナム料理の店だ。店内にはオー プンキッチンがあり、シェフが一生懸命調理している姿を窺うことができるのも食事中の楽しみの1つ。

フォー店名の由来は、ベトナムで有名な麺料理から。その昔、蒸気機関車(ロコモーティブ)の横で牛肉入りのスープ麺を売りだしたところ、たちまち長い行列ができ、その列は列車と同じ長さになるほどだったとか。そこから、付いた名前が”ロコモーティブ“牛肉のフォー。同店のスープは、10種類以上の食材を使い、10時間以上かけて作られ、ハーブの香りがする。フォーの上のトッピングには薄切り牛肉、牛肉ボール、牛スジ肉、牛モツがあり、その上からアツアツのスープが掛けられる。紫蘇、ライムなどの香辛料もつき、スープに入れるとさらに美味しく食べられる。食材の新鮮さと料理の旨味はもちろん、ここのフォーはなんと人間の頭より大きな碗で運ばれ、4人でシェアしても余裕なメガサイズ! 嬉しいことに、通常サイズの他にサイズが小さめのOLサイズも用意されている。「ベジタリアン・ フォー」には豆腐、ベジタリアン・ミートボール、牛肉やエビの形に形成された植物性タンパク質がトッピングされ、中国サトウキビ、チガヤの根、オオグログワイを3時間煮込んで作られたスープがかけられる。サトウキビとオオグログワイは熱を発散し、利尿作用があるので、これからの暑い夏にはピッタリだ。

他には「グリルポークと春雨のパンケーキ」。一般のベトナムレストランでもよく見かける1品だが、ここでは料理に添えられているサイドディッシュに特別の工夫がある。肉とパンケーキだけだと、脂っこいと感じるが、果物か野菜と一緒に食べるとちょうど良いバランスに。一般的にはスターフルーツとキュウリのみだが、ここのシェフはさらに甘みを引き出すためにパイナップルもプラス。ナンプラーをかけて食べるのもオススメらしい。

最後に紹介するのは「蟹肉の炒め春雨」。伝統の味にこだわり、ベトナムから調達している春雨は新鮮な蟹肉との相性がピッタリ。

伝統的なベトナムのレシピにこだわり、本物の味わいをお客さんに届けるこの店。次回タイハンへ出掛ける機会があれば、一度試してみては?

Cafe Locomotive
住所:11 Wun Sha St., Tai Hang
電話:(852)2882-8227
時間:月~日 11:30~24:00

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