カバーストーリー 2021年11月第1週号「煲仔飯」

2021/11/03

冬の香港グルメで外せない 煲仔飯

スクリーンショット 2021-11-02 090746 昨年とは打って変わり、台風が過ぎ去ってからというもの、日に日に冷え込みが増してきた華南地区。そんな同地区にあって、冬の風物詩の一つとなっているのが、そう「煲仔飯(ボウチャイファン)」だ。

 香港や広東省で「庶民の味」とも言える同料理は、広東語で素焼きを意味する「煲」、小さなものを意味する「仔」から成り、いわば一人前の釜めしだ。土鍋で炊かれることで冷めにくいのが特徴で、日本同様におこげが楽しめるのもまた嬉しい。当地ならではの「臘味」(サラミ)や肉厚なシイタケ、鶏肉を組み合わせた「冬茹滑鶏」が代表的で、生米から食材とともに炊き上げる為、調理には最低でも20分を要する。体の芯から温まる料理が恋しくなる時期、蓋を開けた際に溢れ出す食材の風味をたっぷり含んだ蒸気に待ち焦がれてみるのも、また一興ではないだろうか。

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