【香港】火鍋・北京ダック・その他 厳選リスト一覧
ここでは、蒸すタイプの火鍋や北京ダックが有名なお店、それに中国各地の料理を提供するお店を紹介。広東料理以外にも美味しい中華料理がいっぱいの香港を再発見。
各界の偉人たちが愛した実力店の味
杭州酒家
香港の著名な武侠小説家「金庸」が生前、同店の味にいたく感動し、直筆の書を贈った話は有名だ。その書は同店の壁に飾られ今もなお存在感を放っている。そのほか味の本物さがゆえ美食家や作家などが常連として頻繁に足を運ぶ店でもある。名物「東坡肉」は外せない料理。ほろほろの五花肉は、ツヤ、香り、甘さ、ジューシーさ、どれをとっても文句のつけようがない。ふわふわとした饅頭に包んでいただけば、口の中で広がる幸福感に、さっそくおかわりをしてしまうほど。そのほか、「筍乾萬年青(筍と青菜の漬物)」も前菜の代表メニュー。筍の食感とほどよく効いた塩分に箸が止まらない一品だ。5年連続ミシュラン一つ星獲得店の実力を確かめに行かない手はない。
1/F., Chinachem Johnston Plaza,178-188 Johnston Rd., Wan Chai
(852)2591-1898
11:45~14:30、17:45~22:30
北京、四川、上海、杭州
中国を代表する4地方の料理が楽しめる欲張りレストラン!
覇王山荘 King‘s Lodge
香港歴史博物館の近く。漆咸道南(Chatham Rd)沿いに北京、四川、上海、杭州4地方の料理が楽しめる欲張りなレストラン「覇王山荘 King‘s Lodge」はある。本格的で高級な食材を使った豊富なメニューをリーズナブルな価格で提供する地元香港人にも人気の店だ。点心や麺も自家製、看板メニューのひとつ北京ダックもオーダーが入ってから調理するので、アツアツの出来立てがいつでもテーブルに並ぶ。
【覇王小籠包】
様々な賞を受賞している看板メニューの小籠包。4個入りで個数もちょうどよく、肉汁のいっぱい詰まったアツアツを針生姜入りの黒酢をつけていただくとマイルドな味が引き締まって絶品です!皮ももちろん自家製ですよ!
【重慶担々麵】
日本人にもお馴染みの担々麵。見た目とは裏腹に、それほど辛くはなく、こってりしたピーナッツ・ソースが麺に良く絡む。自家製の麵は5種類から選ぶことができる。
【魚の甘酢あんかけ】
素揚げた魚を松の実や野菜のあんかけソースで絡めた一皿。杭州料理特有の甘酸っぱい味付けが病みつきになる。思わずわーっと声が出てしまいそうな豪快なメニュー。肉厚でふっくらと揚げた魚は食べやすく、グループやファミリーにぴったりだ。
【北京ダック】
北京料理の代表で一度は食べたい定番中の定番メニュー。こちらではダックの焼き上がりの仕上げはオーダーを受けてからということなので、運ばれてきた時にはまだ肉汁がアツアツの香ばしい香りが漂う。それをスタッフが慣れた手つきで切り分けてくれる。食べる前から、香りと目で味わうことができる。
【鶏肉の紹興酒漬け】
上海料理の定番メニュー。特にお酒の好きな方にはお勧め。紹興酒に醤油・砂糖等を加えた特製の漬け汁に鶏肉を漬け込んだ冷たい前菜。あまりの美味しさにこの漬け汁を飲み干すお客もいるのだとか。鶏肉は全て骨が抜かれているので日本人にも食べやすい一皿だ。
覇王山荘 King‘s Lodge
住所:G/F., Oriental Centre, 67-71 Chatham Rd., South, TST
電話:(852)2723-1003
時間:12:00~25:00
伝統とモダンが融合して生まれ変わった老舗中国料理店
北京楼 (Peking Garden・北京樓)
1978年に尖沙咀(チムサーチョイ)へオープンして以来、今年で創業40年以上の老舗中国レストラン「Pekin Garden」。長い歴史のある多くの人たちから親しまれてきた同店。家族同士で集まったり、お祝いや接待などに利用される、定番レストランとして地位を築き上げてきた。メインダイニングルームから眼前に広がる美しいハーバービューを楽しむことができて観光客からも強い支持がある。趣向を凝らした洗練された飾り付けをはじめ、あっさりとした味と豊かな香りに特徴のある宮廷料理を香港で提供している。今回は、統的なレシピと料理は残しながら時代にあわせて盛り付けや飾りつけをモダンに進化させた料理をご紹介する。
同店の看板メニューから紹介していこう。煮込み野菜、ハム、ニンジン、キノコを芸術品とも言える優美な扇子に仕立てた「Braised Vegetable with Ham, Carrot and Mushroom」は清の時代、皇帝の誕生日を祝うため、特別招待客に振舞ったのが始まりとされている。
その他にもニンジンを5時間かけて彫り上げ、強さと力の象徴である龍に見立てた器にエビとホタテを入れてチリソースソテーを加えた「Sautéed Prawn with Scallop and Sea Whelk in Chili Sauce」。一本のキュウリに100の切り込みを入れてライム、ポメロ、チリソースを合わせて美しい曲線を描いた「Cucumber in Lime, Pomelo and Chili Sauce」は、シェフのハイレベルかつ繊細な包丁さばきを見ることができる。
そして同店の目玉料理、北京ダック「Barbecued Peking Duck」は近年、健康志向が高まる中、脂肪分が少ない若い鴨を選び、独自のローストで焼き上げることで脂肪分の量を調整する。皮はクリスピーに、中のお肉はジューシーにローストされる。2通りの北京ダックを味わいたい方は、鴨肉の骨と野菜のスープ「Boiled Duck Bone Soup with Vegetable」、またはソテーされた鴨肉にレタスを包んで食べる「Sautéed Minced Duck Meat with Lettuce Cups」から選んで楽しむこともできる。
アワビと巻貝を鶏の形に仕立ててパイ生地に詰めて焼いた「Beggar’s Chicken(叫化鶏)」は、下処理を加えた鶏を蓮の葉で包み、土で全体を包み込み、炉で丸ごと蒸し焼きにする中国の江南地方の有名料理。モダンにアレンジしているので、インスタ映えする遊び心のある表現がプラスされている。口の中でとろけるほど柔らかくなるまで煮込んだ「Braised Pork」は、ドラマチックな雰囲気を演出してくれる。
早速、老舗中国レストランの伝統料理とモダンな演出を楽しみに出かけてみよう。
Pekin Garden
住所:3/F., Star House, TST
電話:(852)2735-8211
時間:ランチ 11:30~15:00、ディナー 17:00~23:00
ウェブ:www.maximschinese.com.hk/brand/3
北京ダックの繊細な味付けは一度食べたら忘れられない
大都烤鴨
入れ代わりの激しい香港の飲食業界で、常にガイドブック等にも名を連ねる「鴻星海鮮酒家」。同レストランのグループ店、「大都烤鴨」の北京ダックをご存知だろうか?大都烤鴨の北京ダックは、ローストダックの表面のみを使用しており、ジューシーかつ繊細な味わい。頂くときは、北京ダック用の薄皮シートに、自家製のソースや野菜を自身の好みでカスタマイズ。口の中には、ローストダックの柔らかい食感と旨みが広がり、私たちを非日常の世界へといざなってくれる。また、ダックとシイタケの炒め物、上湯のポークフライ添えも人気メニューとなっているため、必ず食べておきたいところだ。香港を出発する際は、「大都烤鴨」の料理で締めくくろう!
大都烤鴨 Empire City Roasted Duck
住所: Shop 221, Level 2, K11 Hong Kong Art Mall, 18 Hanoi Rd., TST
電話:(852) 2628-0662
時間:月~日 11:30~23:00
ウェブ:http://www.superstargroup.com.hk
尖沙咀で絶品中華料理ブランチ
Hutong 胡同
週末はぜひ大切な人と絶品ブランチを!
ミシュランの星を獲得したこのレストランはビクトリア港の絶景と共に正午から午後3時まで「FengWeiBrunch」を週末楽しむことが出来る。フュージョン中華料理、点心など始め、タラの蒸し物、スパイシーソース、四川の唐辛子とワインソース、カニと卵白の炒め物、和牛の四川ワインソースなどメニューも豊富。ぜひ週末訪れてみたい!
住所:28/F., 1 Peking Rd.,TST
時間:12:00~15:00
ウェブ:https://hutong.com.hk
注目のレストランで大人に味わう江南料理!
奥卑利 Old Bailey
2018年に完成した旧中央警察署の跡地を大規模にリノベーションしてカルチャーとアートの発信地としてオープンした「大館(タイクン)」。歴史、芸術を体験できる場であり、現代美術、舞台芸術、歴史について学んだり鑑賞したりすることができる。そんな「大館」内にお店を構えるモダン中国レストラン「Old Bailey(奥卑利)」を紹介する。同店は、香港で中国料理のお店「Duddle」やタイレストランの「CHA CHA WAN」など人気レストランを展開している飲食グループ「JIA Group」の展開しているお店でオープン当初から高い評価を受けて人気のお店。日本のテレビ番組や雑誌でも取り上げられたことのある注目のお店。
同店の料理は中国・江南地方の料理といわれ(上海周辺の杭州、紹興、蘇州、鎮江などの料理の総称)、旬の食材を比較的あっさりした塩や黒酢の味つけと美しい盛り付けが特徴。
明朝時代の邸宅をモチーフにしたモダンなインテリアのレストラン江南は肉や魚を食べない素食文化が発展した土地でもあるため、メニューの8割はヴィーガン対応となっている。また種類豊富な中国茶も魅力的だ。また、味付けは塩味ベースで薄味。黒酢などもよく使うので、日本人の口に合うお料理が多い。
店内のインテリアは、明朝時代の邸宅をモチーフにしたモダンなインテリアで、広々とした解放感のある空間で外の喧噪を忘れてゆっくり食事を楽しむ事ができる。さっそく同店のおすすめメニューを紹介しよう。まずは個性派小籠包「Sichuan spicy xiaolongbao」。四川料理でおなじみの麻辣が入ってい麻辣の辛さというよりも、香しいアロマが味わえる。ビーツでほんのり赤みをつけたソースが、薄い皮から透き通って、見事な出来映えで中に入っているたっぷりのスープも優しい味。
包丁でたたいて挽肉にしたフランス産オーガニックポークを使用した肉団子「Red-braised Lion’s Head Hand-minced Organic Pork Meatball」は、驚く柔らかく紹興酒と黒酢が効いていて一度食べたら忘れられない味。中国茶で燻製にした鳩のお肉「Longjing tea smoked pigeon」は、品のある香りが上質な気分にさせてくれる。同店の料理長が幼少期に食べていたといわれるハンカチヌードルという麺料理の「Old bailey’s Village style handkerchief pasta」は、オーガニック野菜を合わせたシンプルな料理で心温まる味。
さあ、さっそく今話題のレストランで絶品江南料理を満喫しよう。
OldBailey
住所:2/F., JC Contemporary, Tai Kwun(Former Central Police Station),10 Hollywood Rd.,Central
電話:(852)2877-8711
時間:12:00~23:00
ウェブ:www.oldbailey.hk/en_US
銅鑼湾の今話題のお洒落な火鍋店
酒鍋 Drunken Pot
この季節、寒くなると食べたくなる「火鍋」。香港中どこの店も多くの人で賑わいを見せる。そんな中、伝統的な火鍋のスタイル保ちながらも革新的でモダンなアレンジを効かせた火鍋と、バーテンダー在籍で本格的なカクテルが楽しめる店として昨年、尖沙咀(チムサーチョイ)にオープンした「酒鍋―Drunken Pot」の待望の2号店が銅鑼湾(コーズウェイベイ)にオープンした。場所は「ラーメンストリート」とも呼ばれる登龍街に新しくできた商業ビル「V Point」の27階。銅鑼湾店は広々とした店内と目の前に広がるビクトリア湾のハーバービューが自慢。尖沙咀店とはまた異なった雰囲気の中で火鍋を楽しむ事が出来る。
同店の若き女性オーナー、ビビアン・シェクさんは「伝統的な火鍋を踏襲しつつ、今のスタイルにアレンジして、もっと楽しみやすいようにしたい」とこれまでの火鍋店のイメージを覆すお洒落でモダンなインテリアと、斬新なアイディアを盛り込んだ火鍋店を実現した。通常二つに仕切られている鍋を使用することが多いが、同店自慢の火鍋は仕切りが5つあり、トマトロブスタースープ、牛の肩バラ肉を煮出したスープ、四川式スパイシースープなど、5種類のスープで火鍋を楽しむことができる「酒火入鍋」。銅鑼湾店では同店限定で新たに「酔山夢鍋」をメニューに追加。ロブスター入りブラックトリュフとチーズポットを丸い鍋の中心に、魚の浮袋とチキン、バクテー、四川式スパイシースープ、サテースープの5種類がセットになっている。火鍋の他に日本料理店にも引けを取らない新鮮な刺身もメニューに並ぶ。鍋のお供にはビールと言いたいところだが、どうせなら凄腕ミクソロジスト、ジャンカルロ・マンチーノジョン氏が作る「Vintage Negroni」やフルーティーな味の「The Drunken Mule」などのカクテルを試してみよう。
また、ランチタイムにはペンギンの形をした饅頭や白鳥の形の揚げ物など、味はもちろん、見た目がキュートなキャラクターの点心の数々を提供する。食べるのがもったいなくなるようなこのランチコースはHKD398/2人。
息を飲むハーバービューと共に気の合う友達や家族と、体も心も温まる火鍋を楽しむも良し、ランチにキュートな飲茶を楽しむ良し。アナタはどちらを選ぶ?
酒鍋Drunken Pot
住所:27/F, V POINT, 18 Tang Lung St., CWB
電話:(852)2323-7098
時間:ランチ 11:30~15:30、ディナー 18:00~23:45
ウェブ:www.thedrunkenpot.com
フェイスブック:thedrunkenpotcausewaybay
尖沙咀のミシュラン火鍋レストラン
東來順 Dong Lai Shun
絶品の北京料理に舌鼓を打つ
Dong Lai Shun(東來順)は、ミシュランを獲得した北京スタイルの火鍋レストラン。尖沙咀店は、創業1903年の北京本店の支店である。店は中国風の装飾が施され、エレガントな佇まい。やわらかいモンゴル産の羊肉スライスがオススメ。
住所:B2, The Royal Garden,69 Mody Rd., TST
時間:11:30~15:00、18:00~23:00
尖沙咀にあるヘルシー蒸し鍋の專門店
正宗水上人蒸氣鍋專門店 Boat Dweller Steam Hot Pot Specialist
大人気!本格的なヘルシー蒸し鍋専門店
伝統的なホットポットの代わりに健康的な鍋を探しているなら、ぜひBoat Dweller Steam Hot Pot Specialistの蒸気火鍋を試してみよう。伝統的な中国の鍋と違って、鍋で煮るのではなく、穴があいているスチームプレートの上で厳選食材を蒸して食す。ここの主な食材はロブスター、カニなどを始め。新鮮な海鮮がメイン!素材そのものの味をじっくり堪能しよう!
住所:G/F., 49 Carnarvon Rd., TST
電話(852)2527-8887
時間:12:00~27:00
ミシュランガイド公認のB級グルメ
鼎泰豐(ディンタイフォン)
同店は、台湾発祥の小籠包が看板メニューの点心料理のお店。日本を含む世界中に店舗を展開していて、1993年にはニューヨークタイムズ紙で「世界の人気レストラン10店」に選ばれ世界的ブランドへ。看板メニューの小籠包は、スープや具が透けてみえるほど薄い手作りの皮、その皮の中に込めた旨味が凝縮した肉汁は絶品の味わい。味・形・品質ともに世界が認めた味。香港では4店舗展開している。お勧めはもちろんお店の看板メニューのオリジナルの小籠包。その他、モダンにアレンジしたちょっぴり贅沢なトリュフを併せた黒トリュフの小籠包もぜひ試してみて。
銅鑼湾店
住所:Shop G3-11, G/F., 68 Yee Wo St., CWB
電話:(852) 3160-8998
時間:11:30~22:00
ウェブ:www.dintaifung.com.hk