ムラサキの徒然日記 第4回「広州から日本へ」

2017/09/20

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主人の広州への赴任は我が家では天と地がひっくり返るほど大事件でした。なんせ主人以外、誰1人として海外に行った事がなく、ましてや中国、日本ではあまり良いニュースを聞かない。それゆえ良いイメージが全くない。それでも行くしかない。家族がバラバラになる事は考えられませんでした。まずしなければいけなかったのは予防接種。狂犬病にA・B肝炎、日本脳炎など、広州に行くまでの決められた時間内に予防接種のスケジュールを組むのは至難の技。我が家の場合、どんな手続きよりも早めに着手しました。体調を崩してしまっては注射出来ないので体調管理も大切です。

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次に引っ越し準備と転校手続き。引っ越しは引っ越し屋さんが慣れてらっしゃるので完全にお任せ。言われた通りに資料を作って荷物を用意しただけ。転校に関しては海外への転校手続きに先生が慣れてらっしゃらない場合があるので赴任が決まった時点でお伝えしました。最後に役所への手続き。こちらは児童手当、保健、実印、ライフラインなどなど。"こんな書類が世の中にあったのね"と思うほど"初めまして"の書類の山だった事を覚えています。

どんな手続きをするにしてもメモ書き必須。些細な事も書き留め広州に全て持ち込みました。役所の方には本帰国時の手続きもついでに聞いておき、そのメモが役に立つ日を待つばかり。

どこに引っ越すにも奥様の縁の下の働きは重要ですが、こと海外赴任にはさらに重要。なんせ旦那様は先に海外に赴任してしまう場合が殆どですから。

家族帯同の旦那様は奥様の赴任までの頑張りを少しでも認めていただけたらありがたいです。

旦那様の知らない所で旦那様と同じようにご家族を守ってらっしゃるのですから。
ツァイツェン!

(次号は10月13日号に掲載)

徒然日記
広州在住歴3年のママさんが広州にまつわるエピソードを徒然に書いていきます。趣味は手芸、休日は思いっきり遠出か自宅待機。ポジティブに「広州の良いとこ探し」の真っ最中です。

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