「南頭古城と関帝廟」深セン市の南頭古城博物館

2014/02/11

南頭古城と関帝廟

 

今回は、南山区の歴史ある南頭古城と関帝廟をご紹介。「深センには歴史がない」とよく言われていますが、ここを訪れればそんな先入観も変わるかも!?

南頭古城(またの名を新安古城)は、約1750年もの歴史があります。そもそも南頭古城は、西暦265年に塩を統一管理する行政機関として建てられたのが始まりです。深センはかつて歴史のある塩の生産地だったそうです。そして、現存する南頭古城は1394年に建てられたものです。現在は、南門にかつての威容を見る事ができます。また、南頭古城の敷地内には博物館も併設され、1階が南頭古城の変遷と深センの歴史、2階が深センの新石器時代の遺跡についての展示になっています。南山区では4ヶ所も新石器時代の遺跡が発見されているなんて、新鮮な驚きでした。また、昔の戦争で残された拳銃や空きビンなども展示されており、とても興味深かったです。入場料は無料ですので、是非見学してみてください。

また、南頭古城のすぐ横には関帝廟もあります。関帝とは言わずと知れた三国志の大将関羽。こちらの関帝廟は小規模ながら、なかなか趣があります。お香の炊かれた境内にはカジュマルの樹が茂り、何とも心が落ち着きます。この日、筆者はお守りに関帝のお札を頂いて帰りました。皆さんも今度の休日は博物館で深センの歴史を学んだあと、関帝廟へ参拝されてはいかがでしょうか?

南頭古城博物館

南頭古城博物館
住所:深セン市南山区南頭天橋(深南大道沿い)
電話:+86-755-2661-1170
時間:9:30~17:00 月曜定休

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