広州そら色散歩:大佛寺(だいふぉーすー)

2016/06/29

広州生活3年目の水戸がお送りするオススメ観光名所! 今回紹介する大佛寺は、建立1000年の歴史を有しながら、観光スポットでもある繁華街・北京路に程近い場所に位置し、老若男女問わず知名度は抜群である。その長い歴史と、人を惹きつけてやまない美しさと荘厳さに、昼夜を問わず参拝客が絶えない。夜の大佛寺の豪華絢爛さと建物の迫力ある姿は、広州にいたら目に焼きつけておきたいものだ。
ありきたりの観光に飽きてきたら、ここを訪れるといい。
大佛寺2大佛寺

大佛寺は南漢時代(907〜971年)に創建され、広州における「五大叢林(そうりん・大規模寺院の意)」の一つにも数えられているんだ。1649年に全焼してしまったが、その5年後には明末清初の武将「尚可喜」の手により再建されている。正殿には立派な鋳銅製の大仏三尊が鎮座しているため、大佛寺と呼ばれているんだ。現在は広東省の重点文物保護単位の一つに指定されているぞ。夜は息を飲むほどに美しい。一度訪れたらまたあの圧巻の建物を見たくて再び訪れたくなる、そんな古刹(こさつ)だ。
大佛寺大佛寺大佛寺

本殿に鎮座する黄金に光り輝く仏像
境内の真中に位置する本殿を訪ねると、中央の釈迦如来を中心とする三体の仏像が優しく迎え入れてくれる。どんなことも受け入れてくれそうな気がするのは、この穏やかな微笑みのせいではないかと思うんだなあ。

夜の大佛寺
由緒ある寺の見どころは、夜に訪れると分かる。ライトアップされた夜の姿は、息を飲むほどに美しいんだ。オレンジに光り輝いて、寺の外からもよく見えるぞ。最近建て替えられて雰囲気がずいぶん変わったが、夜遅くまで多くの参拝客が途切れないことに変わりはない。

今回は“こんなの初めて?!”スポット
大佛寺
【長すぎる線香】

入れ替わり立ち替わり訪れる熱心な参拝者達は、30センチはあろうかと思われる大きな線香を数本持って、次々と大きく礼をし、本殿前の鼎に刺していく。近くでずっと眺めていると、線香の煙が目にしみてくる。大きい分、ものすごい煙がたつんだなあ。

大佛寺大佛寺
【真っ白な仏像と何百ものミニ仏像】

意外と知られていないが、本殿裏の大きな建物の中には真っ白な仏像が安置されている。金や黒ならよく目にするが、真っ白に金の袈裟とはなあ。手前の供え物も色彩豊かでとても綺麗だぞ。その横の壁一面には、数え切れないほど小さな仏像がびっしりだ。不思議なもので、この空間に入るだけで厳かな気持ちになる。凛と張り詰めた空気がそうさせるのだなあ。

ランチスポット
僕はね、観光とセットで、美味しくお得に食べられるご飯処もしっかり押さえてあるんだよ

陆小凤
●陆小凤(四川料理)北京路店
住所:広州市越秀区惠福东路552号
電話:(86)20-8323-4216
時間:10:00~22:00
四川料理の一つである酸菜魚の名店。酷暑の最中、皆で囲む大皿料理なんてどうだ。看板メニューの酸菜魲魚は簡単に言うと、辛みと酸味がしみ込んでいる薄切り白身魚(スズキ)の煮込みだ。ビールにもご飯にもよく合うし、一斤(500g)48元~ととてもリーズナブルだぞ。豚の脳みそ料理などの珍しい料理もあるから、チャレンジしてみるのも楽しいぞ。

広州大好き水戸さん
GZ Welcome Guide Mr.Mito.Be the master of one’s own life!!!
某コンピューター日本商社の営業で、情報系(生管、原価会計)と、エンジニアリング系(CAD/CAM/CAE)に長年携わる。縁あって、広州では日系エンジニアリング販社の顧問を担当。広州を愛してやまない水戸さんが、地下鉄とバスを使い、巡り巡ったところは30ヶ所以上。自分の足で向かうのがMito流。タイトルの空色は、自身が晴れ男であることから。

大佛寺
●大佛寺(北京路文化旅遊区内)

住所:広州市越秀区惠福东路惠新中街21号
交通:地下鉄6号線北京路駅B出口
徒歩7分、地下鉄1・2号線公
園前駅D出口徒歩5分
時間:8:00~20:00
入場料:無料

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