不動産ナビによる、深センのローカルネタ発信

2015/11/16

深センローカルNAVI深センはビルだらけ・・・そう思われている方も多いと思います。
しかし「そんなことはありません!」ということを伝える為に、ソフトなテーマでローカルネタを発信していきます。

中国随一の緑化都市
福田ビジネス中心区を訪れると、高いビルが立ち並んでいます。わたくしの友人などは「手塚治虫がマンガで描いた未来都市のよう」と言っていましたが、あまり殺伐としていないことに気付きませんか?そう“緑”が多いのです。電線も電線柱もなく、近代都市としてのハード面ではすでに日本の地方都市を越えています。それもそのはず、深センは「中国第一の緑化都市」の宿命を、市誕生当時から背負っていると言っても過言ではないからです。中国初の特区として市場経済の牽引役となる以外に、近代的な都市としても“お手本”にならなければならない。ということで、例えば2011年に開催されたユニバーシアード大会では10億元を投資して10か所の森林公園を新たに建設しました。市内にある森林面積率の目標値はなんと48%!日本の関東地方では群馬県(61%)、栃木県(55%)以外はすべて40%以下ですから、緑の多さにも納得ですよね。
そして緑といえば都市環境です。空気、治安、ゴミ処理。トイレなどの公共施設の不足などなど、まだまだ日本と比べると見劣りしますが、それでも年々深センには散歩しやすい環境が整ってきています。ちなみに、市内の交通規制はコンピューター管理が徹底しており、市内に交通警官の姿は少ないのも深センの特色。24時間監視システムが稼動しており、交通違反の罰金は全国一高いそうです。

夕方のサイクリング

サイクリングやランニングを楽しむ人も多い。路面には再利用資源を使用

深センの夜の街

散策のあとのお楽しみ。とれたて海鮮はぜひ屋外で。「師公会」などの老舗店は外れなし

海沿いの自然と美食なら
先述のように深センでは、2010年頃から本格的に「緑道計画」が進んでいます。この計画は、広州、珠海などを含めた珠江デルタエリア全体が対象で、それぞれの街に住む人の約半分(深センだったら500万人)が訪れることのできる規模を想定した大計画だそうです。深センでは、羅湖、塩田、福田、南山、宝安、龍崗の6つの全区を対象に、市中心部における緑地帯の普及はもとより、毎年200~300km以上のペースで“緑道”を延ばしてきました。もうすでに市全体で2,400kmもあるそうです。
そのうちの一つ「塩田区緑道」は、海岸線と山のコントラスト、観光スポット巡り、そしてオプションの海鮮グルメが人気です。この緑道には「塩田海浜桟道」という海岸沿いのコースが含まれていて、「中英街古塔公園」「黄金海岸線」「沙頭角」「塩田港」「大梅沙」「小梅沙公園」の全長およそ20km。レンタル自転車で走破を目指すのもいいのですが、中英街に寄ったついでに海岸線を海鮮レストラン通りに向かって散策するぐらいが、ちょうどいいリフレッシュになるそうです。
そして最後のお楽しみ。獲れたての海鮮が堪能できる海鮮街へ。軒先で食材を選び、その場で調理法をウエイトレスに伝えて注文します。塩田港の夜景を眺めながら、2階のテラス席で賑やかに食べる&飲むのが地元スタイルです。
中国には観光地化され過ぎた行楽地が多いですが、涼しくなってくる季節にこのルートはオススメですよ!

塩田海浜桟道

塩田海浜桟道。トレッキングシューズで訪れたい

中英街

中英街。1989年に新界がイギリスに租借された時に建設された。異国風情が漂う

不動産NAVI
住所:深セン市羅湖区南湖路深華商業大廈写字楼410号室
電話:(86)755-2584-5960
ウェブ:http://www.fudou3navi.com

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