春節後の胃休め「粥」広州
云腾砂锅粥
龍津東路にある雲騰砂锅粥は、冬の風物詩ではなく、気温三十六度を超える真夏でも人で賑わう名店。
夜のみの営業で、午後五時のオープン前で既に行列ができており、場合により二時間待つほど。旧市街地の古い店よりここは清潔で快適。
一つの量は二人前と謳ってはいるが、実際は三〜四人で食べることができる、「海鮮砂粥」は必食。
充実した米の食感にふんだんのオイスターとエビを混ぜ、一口で海鮮のおいしさと米の甘さを堪能できる。
住所:荔湾区龍津東路713-715号 時間:17:30~26:00 72元
林记粥品店
海珠区の古い街並みの中、一九七八年創始と比較的新しいこの粥店。
香港の飲食番組で有名な芸能人がわざわざ店に来て絶賛したほど。店内はまるで八十年代のレトロな雰囲気。
「塩煎餅」が名物、一般的な食べ方は塩煎餅+粥。粥と塩煎餅を一緒に食べるとで、煎餅特有の脂っこさを全然感じない。
近隣の人たちに満足のいく笑顔を与え続けている店だ。
住所:海珠南路157号 時間:7:30~26:00 18元
锦记螺肉粥
本場の「タニシ粥」で龍津東路に二十年以上腰を据える。
通常夜七時から営業が始まるが、時折八時半から開くローカルあるあるなお店だ。
看板メニューは「螺肉花生猪骨粥(タニシ落花生豚骨粥)」、漬けたタニシ肉を粥に加え、ネギ、ショウガで煮込んでの生臭さを取り除くと同時に、その新鮮な風味を残す。
タニシが好きな方はぜひ試してみよう。
住所:荔湾区龍津東路栄華楼斜向かい路地内 時間:19:00~27:30 23元
伍湛记
創始者は順徳出身、初代店はもともと広州文昌南路文昌横街口にあった。
二世代を経て伍湛記の及第粥は広州の人々にとってなくてはならない粥になった。
広州で「及第粥(豚の腸、豚の腎など内臓の粥)」と「艇仔粥(豚肉、油条、落花生、ネギ花、卵、湯葉、クラゲ)」を食べるなら、ここをまず思い浮かべるのだとか。
住所:荔湾区龍津東路871号 時間:6:00~25:00 19元