食いしん坊天国「上下九路」広州市荔湾区で食べ歩き

2015/03/03

上下九路マップ広州市荔湾区にある「上下九路」(通称「西関」)は、全長約12kmの歩行街。広東省広西自治区・嶺南の文化が色濃く残った建築群が楽しめるこのエリアは、広州ならではのグルメが味わえることでも有名だ。各種ショッピングスポットも満載で散策にもピッタリの「上下九路」を今回紹介するのは、PPW広州編集部の澤ちゃん。地元を知り尽くした彼女が“澤ちゃんネットワーク”を駆使して集めた広州人の飲食・娯楽の濃縮版とも言える本特集。さあ、広州グルメを思う存分堪能しよう!

早茶(朝の飲茶)09:00

陶陶居

広東特有の朝食スタイル「早茶」の名店・「陶陶居」が本日の1軒目。なんと清の時代に創業という広州自慢の老舗です。内装や調度品は昔ながらの茶楼の伝統を守っていてとっても良い雰囲気。点心は種類が豊富で味もピカイチ!お得な1元クッキー(嫁女餅)なんかもあります。これぞ広州庶民の朝―そんな風景がここにあります。

 

住所:広州市湾区第十甫路20号(大同路付近)
電話:(86)20-8138-9632、(86)20-8139-6111
時間:7:00~16:00、17:30~23:00
※早茶の時間帯は混み合うので予約しておきましょう。

蘿蔔牛雑

小吃(軽食)11:00
ここで地元の牛もつ屋さんに立ち寄りましょう。十八甫路にある「林林牛雑」は、このエリアにある同一経営3店舗の中の元祖です。やわらかく煮込まれた大根ともつ、それに特製のトウチジャンと唐辛子をかけていただきます。店内にはテーブルはなく、食べながら四方八方へ散っていくのが広州スタイルです。これを知らなくして上下九路は語れません。さあ、広州人になりきって本家本元の小吃を味わいましょう!
住所:広州市荔湾区十八甫北路36号
(十甫名都付近)

銀記腸粉

腸粉
13:00昼間はココで昼食は、地元料理「腸粉」。拉腸とも呼ばれ、形が豚の腸によく似ていることからこう呼ばれています。1958年創業の老舗「銀記腸粉」は、広州人で知らない人はいません!腸粉は、バットで作る手拉腸粉と、布を敷いた枠で作られる布拉腸粉がありますが、こちらでは伝統的な布拉腸粉が食べられます。しかも最上とされる“雪のように白く、紙のように薄い”腸粉なんですよ!コクのある鼓油をかけていただきましょう!
住所:広州市荔湾区上九路79号(光復路付近)
電話:(86)20-8171-3013
時間:6:30~24:00

南信甜品

紅豆双皮奶

15:00午後のおやつ
「南信牛奶甜品専家」は、上下九路で60年の歴史を誇る甘味処。伝統的な製法を守り続けており、今も変わらず臭みのない濃厚な味わいの水牛ミルクを使用しています。看板商品は「南信双皮奶」(水牛ミルクプリン)と「南信姜撞奶」(生姜ミルクプリン)。ハスの実やあずきをお好みでトッピングしましょう。常連さんには、「椰汁燉木瓜」(パパイヤのココナツスープ)や「伝統鳳凰奶糊」(伝統ミルク粥)も人気のようです。
住所:広州市荔湾区第十甫路47号(宝華路付近)
電話:(86)20-8138-9904
時間:9:30~23:00

広州酒家2広州酒家1
19:00夕食
夕食はちょっとリッチにいきましょう!第十甫路北街の「広州酒家」です。こちらは「食在広州第一家」(「食は広州にあり」第一号)の栄誉に輝く、高級広東料理のお店。伝統料理の他、新たな趣向も加えた繊細な料理が揃っています。夜の“とばり”が下りてきたら、温かい烏龍茶を片手に地元の人たちが話すのんびりした広東語に癒やされつつ、最高の料理を待ちましょう。一日の疲れも吹っ飛んでしまうはずです。
住所:広州市荔湾区文昌南路2号
電話:(86)20-8138-0388、(86)20-8139-0377
時間:7:00~15:00、17:30~22:00

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