風水の奥義を行く!第69回 わが街・銅鑼灣に学ぶ、の巻
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。
◆ドラえもんのポケットのような街・銅鑼灣◆
香港そごうやCity! Superへ行けば、日本の食材はもちろん日本でも手に入らないような食材を購入することができ、ショッピングモール・Hysan Place(ヘイサン・プレイス)には話題の書籍や文具のある誠品書店やアップルストアがあり、シャネルやヴィトンでヨーロッパの最新のファッションをゲットでき、美味しい和食の店もグルメをうならせる中華のお店もあり、抹茶のスイーツやスフレパンケーキのお店でゆっくりできる・・・こんな毎日を過ごすことができるのが銅鑼灣(コーズウェイベイ)。
銅鑼灣は物質的欲望を満たすだけではありません。年末のカウントダウンが行われる時代広場(タイムズスクエア)も、イギリス植民地時代から続けられている正午の大砲儀式・怡和午砲(ヌーン・デイ・ガン)も銅鑼灣にあり、香港のシンボルになっています。中秋節や年末の花市、香港マラソンの発着地点などが行われるビクトリア公園も香港の人々になくてはならないところ。ここは毎週香港市民が政治を熱く語る、香港電台の討論番組『城市論壇』の舞台でもあり、かつてテレサ・テン等、スーパースターが参加した六四追悼集会が行われたのもここでした。
◆銅鑼灣が繁栄する訳◆
銅鑼灣は商業施設や住宅地も多く、いつの時間に行ってもいつも大勢の人でごった返しています。それには風水的にも訳があります。
まずは地形。
銅鑼灣は、海に面する湾が楽器の「銅鑼(ドラ)」に似ているのでこの地名がついています。つまり、以下の写真のように西からたっぷりと入ってくるビクトリアハーバーの水を両手で集めているような地形になっています。
しかも、この水はセントラルより西の水と違いとても穏やかで、集まりやすくなっています。風水では、「水」は財を意味しています。この地の地形は、元々たっぷりのお金が入ってくる要素を持っているのです。
このエリアの背後には、ジャーディン山があり、しっかりとした支えになっています。この山は穏やかな丸い形をした山で、五行の「金エネルギー」に属しますので、このエリアの人々は健康にも財産にも恵まれやすい要素を持っています。
次に理気。
この街全体は北西・東南を向いています。この向きは、後天第八運(2004年-2023年)には特に生き生きとし、活発になる要素を持っています。
◆孟意堂風水的銅鑼灣に関わる奥義◆
室内の間取りは風水を鑑定する際の大事な要素ですが、「どのエリアに自分の城を構えるか」はもっと大事な要素です。その街がこれから先も発展していく街なのかどうか、そもそも自分のエネルギーに合っていて自分の城を構えるのに適しているのかどうか、それを見極めるヒントが風水にはあります。
前述の銅鑼灣はその名の通り「金エネルギー」を必要とする人々にはより良いエリアです。現在はすでに発展を遂げ不動産価格が高騰してしまい、「たしかに良いところだろうけど家賃がね」の状態ですが、後天第八運に入る前に仕込んでおけば格好のエリアでした。
そんなの結果論だよ、ではなく、だから今後もそれを見習えば良いのです。
後天第九運(2024年~2043年)はまだちょっと先の話ですが、筆者の著書にもあるように先天第九運はもうすでに始まっています。つまり、やる気があれば誰にでも次の波に向けてサーフィンできるタイミングがやってきているのです。
彦坂 久美子
<プロフィール>
名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。
孟意堂
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