カバーストーリー 2022年9月第2週号「6代目新型ピークトラム」

2022/09/07

香港観光の代名詞「ピークトラム」
グレードアップ後の姿を観に行こう!5

コロナによる閉鎖や改修工事を経て8月27日に一般公開となったピークトラム。香港といえばピーク、そしてピー
クトラムに乗らずして香港は語れない。今回はグレードアップした車両や駅構内について詳しく見ていこう。
1888年の開業以来、国内外からの乗客の重要な交通手段として親しまれてきたピークトラム。木製の車両(1代目)から始まり、130年以上の歴史を経てこの度6代目の新型車両へとリニューアルした。私たちの記憶に新しい5代目からの変化を列記する。

定員数を大幅に拡大
車両の大型化に伴い、120名から210名のキャパシティを可能に。通路も広くなったことで、スタンディングの乗客数も25名から43名へ受け入れOKとなったが、この急勾配だ、なるべくなら座ることをおすすめする。

天窓を増設しパノラマを楽しめる
5代目より30%車窓を大きくし、さらに天窓を設けたことで、ピークの美しい緑、青い空、そして香港のスカイラインを眺めることができるようになった。11

バリアフリー設計へ
車両内には8台分の車いすやベビーカーを固定できるスペースがある。また、駅構内では水平型エスカレーター(ムービングウォークともいわれる)が設置されており、便利な造りとなった。12

待ち時間も快適に過ごせる仕組み
1300人を収容できるセントラル駅では、空調はもちろん、乗客の待ち時間を快適に過ごせるように、ピークや香港の歴史をスクリーン上で上映。乗客は古き良き香港と、国際都市として発展してきたその変遷を垣間見れる。13

新しいアイコンも登場
セントラル駅に新しくモニュメントが出現した。その名も『Eye of Infinity』。オーストラリア人のアーティストLindy Leeが手掛けたもので「Seed(発芽や成長)、Portal(入口、ピークの入り口という意)、Eye(ピークの頂上から香港を見渡す意など)」という3つのコンセプトからなる。日本からの来客をアテンドする際のうんちくとして覚えておいて損はない。15

Peak Tram Ticket
往復:大人 HKD88、小人&シニア HKD44
片道:大人 HKD62、小人&シニア HKD31
※10月30日までは約25%オフ、詳細はウェブでご確認ください。
www.thepeak.com.hk

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