銅鑼湾(コーズウェイベイ)四川料理「雲陽閣」

2014/01/13

19年の歴史を持つ四川料理店。2店舗目が新たな歴史を刻む

雲陽 Yun Yan

豆腐料理

チムサーチョイ(尖沙咀)のミラマーショッピングセンターにお店を構えて19年の人気四川レストラン「雲陽閣 (Yun Yan) 」。日本人の間でも評判の同店が今年20周年を機に、タイムズスクエア10階食天通にイメージを一新した「雲陽」をオープン。伝統的なメニューを残しつつ、シェアしながら色々な種類の料理をつまむのに最適な小皿料理などを追加。中華料理というと量が多くて少人数では食べきれない、という方でも安心だ。店内は木を基調に竹やレンガを使った温かみのある空間に、コンテンポラリーな家具を合わせることで印象的なコントラストを生み出している。遊び心も感じられるインテリアは食事を一層盛り上げてくれるだろう。

併設したバーカウンターで坦々麺やデザートを軽く済ませるのも良し、パーティーなどには個室と、カジュアル使いからしっかりとした食事まで、様々な用途に利用できるのもうれしい。四川でよく食べられている豆腐メニュー内の「八味豆脳」は必食。蒸篭に入った自家製の豆腐と、醤油、酢、黒胡椒、唐辛子、チリオイルなど8種類のトッピングの中から、好きな調味料を自分で選べるので、辛さや胡椒が苦手な人でも大丈夫。木綿豆腐のような食感は日本人にも馴染みやすいだろう。

そして、新店オープンに伴ってシェフの陳啓徳氏が新たに考案した「搖滾之作(ロックメニュー)」は、材料をすべてカクテルシェイカーに入れて混ぜるというユニークな手法で作られる。これは本場四川の屋台ではビニール袋に材料を入れて混ぜ合わせるところからインスピレーションを受けたそうだ。目の前でシェーカーを振るところを見ることができるので、視覚からも楽しめる一品だ。そんな特別なメニューの中で、編集部の一押しメニューは「蒜泥白肉涼麵(豚の角煮冷麺)」。しっかり冷えた麺に程よくタレが絡みあっさりいただける。麺も蕎麦を選ぶことができるので日本人なら試したくなることだろう。辛いけど止められないとファンが多い「牛肉の四川煮込み(水煮牛肉)」は見た目は唐辛子で覆われているが、ただ辛いだけではなく辛さの中にコクのある甘さも味わえる。また、「海老のガーリック炒め」をチョイスすれば、にんにくが効いた甘辛さも堪能できる。食事と一緒に飲めば即座に辛さをやわらげてくれる豆乳ドリンクや「紫貝天葵(紫色の漢方茶)」もお奨め。編集部も試しに飲んでみたが驚くほどに辛さが引いていった。デザートでは四川の味を取り入れた「天椒酒酔朱古力雪糕(酒漬けのチリのチョコレートアイスクリーム)」を選んでみてほしい。チョコレートと豆腐に唐辛子という一見奇妙な組み合わせだが、玉子不使用の豆腐とは感じさせないほど濃厚でリッチな口当たりで、辛い食事を楽しんだ後の口直しには持ってこいの一品だ。新しい1年は、味覚のプチ四川旅行から始めてみては。

四川料理

 

 

雲陽 Yun Yan
住所:Shop 1001B, 1/F, Times Square, No.1 Matheson St., CWB
電話:+ 852-2375-0800
時間:ランチ 12:00~16:00 ディナー 18:00~23:30
ウェブ:http://www.yunyan.hk

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