モダン韓国ビストロ「DANJI」湾仔
心はソウルへ…
湾仔のハイセンスエリアに モダン韓国ビストロ誕生!
湾仔のハイセンスエリア、スターストリート(星街)に新たなコリアンレストランが仲間入りした。手掛けるのは、韓国食料品店「Seoul Recipe」のオーナー、ジェニファー・キムさん。韓国は釡山で生まれ育ち、母国の料理を愛する彼女は、香港の人にもっと気軽に本格的韓国料理を楽しんでもらいたいと長年構想を練っていた。そんなある日、金鐘や湾仔周辺にはカジュアルな韓国レストランが殆どないことに気付いたキムさん。このオシャレなエリアで、アットホームな空間の韓国ビストロをオープンすることにした。
韓国料理には欠かせない「Danji」
店名である「Danji」は、伝統的な貯蔵壺のこと。テンジャン(味噌)、コチュジャン(とうがらし味噌)、カンジャン(醤油)など、韓国料理には欠かせない伝統調味料を、保存したり発酵させたりするために使用する。またキムチを作るためにも使われるそう。寒い韓国の冬、キムチを入れたダンジを土の中に埋め、自然の冷蔵庫で発酵保存させるのだ。
おふくろの味をモダンアレンジ
メニューには韓国の家庭料理に現代風のアレンジを効かせたユニークな料理が並ぶ。
前菜におすすめなのが、「the Buckwheat Kimchi Crepe(そば粉のキムチクレープ)」(HKD78)。そば粉で作った生地をクレープ状に薄く焼き、自家製キムチを使った餡を巻いたこのひと品。外側がパリッと香ばしく焼けたモチモチのそば粉生地に、ピリ辛キムチのアクセントがクセになる。
メイン料理のおすすめは、厚切りの豚バラ肉や大根キムチなどをゴマの葉やレタスで巻いていただく「Bossam(ポッサム)」(HKD248)。じっくり煮込まれた豚バラ肉は余分な脂がしっかりと落ちており、肉肉しさは残しつつもさっぱりとした仕上がり。
海鮮好きな人にぜひおすすめなのが「Soy Sauce Marinated Crab(醤油漬け渡り蟹)」(1匹HKD258/2匹HKD488)。本場ではカンジャンケジャンと呼ばれるこの料理。朝鮮半島の西海岸沖で獲れた渡り蟹を新鮮な内に空輸することで、本場の味をここ香港でも見事に再現している。ほかにも、結婚式などお祝いの席で出されるご馳走として有名な「Galbi Jjim(カルビチム)」(HKD280)や、最高級ランクのサーロイン肉「1++Hanwoo(1++クラスの韓牛)」(HKD688)など、どれも心躍るメニューばかり。
コリアンドリンクもお忘れなく
韓国の焼酎ソジュやにごり酒マッコリを種類豊富に取り揃えるなど、ドリンクメニューも充実。なかでもぜひ試していただきたいのが、「Boksoondoga(ボクスンドガ ソンマッコリ)」(グラスHKD80、ボトルHKD480)。酵母が生きているので生マッコリとも呼ばれており、シャンパンのような口あたりが女性にも人気なのだとか。そのほか、柚子やグレープフルーツなど選べるフレーバーが嬉しい「Danji Soju Punch」(HKD90)など、韓国のお酒を使ったオリジナルの特製ドリンクも。
気取らない韓国おふくろの味を、くつろぎの空間で楽しんでみてはいかが?
DANJI
住所:7 Sun St., Star st. Precinct, Wan Chai
時間:15:00~23:00
電話:(852)2623-9983
オンライン予約:https://book.bistrochat.com/danji
Instagram & Facebook:@danjihk