「日本経済新聞国際版ニュースの活用方法」TMF Group 浅田緑

2015/07/14

香港・華南地区をはじめ、海外で活躍する日系企業の方たちに不可欠な情報源となっているのが「日本経済新聞電子版」。
今回は、グローバルビジネスサービスファーム、TMF Groupの日本企業事業部(APAC)アソシエイト・ディレクターの浅田緑さんに、ニュースを仕事や生活に活かす読み方のポイントを聞いた。

 

最初に浅田さんのお仕事について教えていただけますか。
TMF Groupは、世界80カ国に120の拠点を持つグローバルビジネスサービスファームです。主に多国籍企業が海外に進出したり、また、進出した後に事業を拡大したりするために、会計・税務・法務事務等の観点からコンプライアンス(法令順守)のサポートを行っています。各国に拠点があるので、グローバルなネットワークで、専門知識やクライアント情報等を共有することができ、各国で同じサポートができることを強みとしています。
私は、TMFがグローバルなイニシアティブとして、2010年に日系企業のアジア全般のビジネス展開をサポートするジャパン・デスクをアジアパシフィックで立ち上げた後の2012年に入社しました。
私の所属はアジアパシフィックのTMF Group付きである為、香港を拠点に、日本の法人クライアントが、香港だけでなく、インドネシアやフィリピン、ベトナムなどのアジア各国へ進出するときや進出後に、現地の法律に基づくコンプライアンス業務を提供しています。

 

日本経済新聞は、大学を卒業後就職したときに読み始めたそうですね。

はい。日本の大学を卒業してベンチャーキャピタルに就職しました。仕事で使う金融情報などを得るのに必要でしたし、ビジネスパーソンは日本経済新聞を読むものと考えていましたので、自然な流れで読むようになりました。

その後、イギリスの大学院に留学し、現地で国際会計事務所に就職しました。その会社で、イギリスから香港のオフィスへ異動しました。その時は、日本経済新聞国際版を紙媒体で読んでいたのですが、TMFで働き始めてから電子版に切り替えました。

 

電子版に切り替えた理由は?

イギリス人の夫が、香港でイギリスの新聞が入手できないので、昔からタブレット端末を使ってオンラインで新聞を読んでいました。それを見ながら、今や新聞はオンラインで読む時代になったと感じていました。
でも電子版に切り替える直接のきっかけとなったのは、子供が生まれたことでした。家でゆっくり新聞を広げて読む時間はなかなか取れませんでしたが、電子版でしたら、スマホやパソコンを使って、隙間時間に読むことができました。どこでも読めるし、家の中に子供のモノが増えだしたので、場所をとらないことも魅力でした。
最初は通勤中にスマホを使って、日本経済新聞電子版を読んでいましたが、そのうちにオフィスについてから、パソコンの大きな画面で読むようになりました。日本経済新聞電子版のアプリはとても優れていて、いろいろな読み方を選べますが、私は誌面と同じ画面で読む方法が気に入っています。紙をめくっているような感覚で読むことができるんですよ。

どんな記事を読んでいますか。

仕事柄、東南アジアの記事は注意して読んでいます。特に「アジアBIZ」のコーナーは東南アジアの会社の記事が出ているのでよく目を通します。
また、TMFのクライアントには、大手企業の方だけでなく、海外でのビジネス展開のヒントを探していらっしゃるオーナー企業の方もいらっしゃるので、アジアの新規ビジネスのアイディアを紹介した記事も気をつけて読んでいます。

 

最近、気になった記事はありますか。

私は日系企業以外にも数社担当していてその中にマレーシアの会社が1社あります。その会社はビジョンもしっかりしていて、ビジネスのスピード感や判断力もあって、これから大きくなる会社なのでは、という予感がありました。
そんなとき、たまたま、その会社が日本経済新聞に掲載された東南アジア成長企業ランキングで上位に入っているのを見て、やっぱりなと思いました。

 

これから成長する会社はわかるものなのですか。

はい、わかります。海外に進出していくタイミング・進出先として選んだ国、判断の基準やビジネスのスピードなどが判断指標になります。そうした自分の判断指標を、日本経済新聞の記事等を見ながら、「やはりこのタイミング」「この国」などと勉強しながら磨いています。
アジアBIZのASEAN100では、成長企業を取り上げているので興味深く読んでいます。とても参考になります。日本経済新聞はマーケット感覚を養うにはもってこいの新聞だと思います。

 

今後の目標を教えてください。

私は、香港を拠点にしているので、セミナーやオンラインの記事などで、企業が香港へ進出する際の税制面のメリット等を伝えています。私も香港のTMFも、企業に香港への新規進出を進めるアンバサダーのつもりでいます(笑)。今後も、アンバサダーとして、香港でビジネスを展開する魅力を伝えるとともに、日系企業のクライアントのアジア進出を現地の法規にのっとり実務面よりサポートしていきたいと思っています。
そうした中で、日本経済新聞は様々な情報を得て、考えるためのツールとなっています。この間、アメリカのツイッター社がシンガポールに地域本部を作ったという記事を読んだときは、なぜ香港でないのだろうと気になりました。また先日、中国の電子商取引最大手、アリババの傘下企業が、香港で起業支援プログラムを開始し、それ以降の海外展開を支援することが報じられていました。気になる他社動向も日本経済新聞でチェックしています。

 

浅田緑

 

TMF Group
日本企業事業部(APAC)アソシエイト・ディレクター
英国勅許税理士
浅田緑 さん
日本の大学を卒業後、ベンチャーキャピタルに勤務。その
後、イギリスの大学院に留学。大学院卒業後、世界4大会計
事務所に就職し、ロンドン・香港のオフィスで駐在員税務
分野におけるコンサルティング業務に10年以上にわたっ
て従事。2012年10月より現職。TMF Groupの一員として、香
港を拠点に広くAPACの日系企業に対し、税務、会計、法務
事務、人事労務・給与計算に関するコンプライアンス及び
コンサルティングサービスの提供を行っている。
電話:(852)3188-8216
メール:midori.asada@tmf-group.com

 

TMF Group
TMF Groupでは規模の大小に関わらず、グローバル企業の
新規市場への進出、現地での事業拡大を支援しています。
世界各国に広がるグローバルネットワークを通じ、様々な
国や地域で、専門性が高く、ビジネス上極めて重要な会計、
人事労務管理及び法務事務業務を提供致します。世界80ヵ
国以上に拠点を構え、付加価値の高いビジネスサービスを
グローバルで提供するTMF Groupは、現地のニーズを理解
する、真のグローバルエクスパートです。
連絡先:浅田 緑
住所:36/F.,Tower Two,Times Square,1 Matheson St.,
Causeway Bay,Hong Kong
電話:(852)3188-8216
Eメール:midori.asada@tmf-group.com

 

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