SNS映え確実!深圳の撮影スポット3選

2019/02/04
SNSでの写真投稿が旅行のメインイベントともなりつつある現代。もっとユニークな、または美しい写真を撮りたい!と思う方も多いのでは。香港以外の新たな撮影スポットを求める貴方に、今回はPPW厳選、香港から日帰りで行くことができる中国の一大都市、深センの観光&撮影スポットをご紹介しよう。

 

 

清水河舊火車站(Old Qingshuihe Train Station)

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羅湖区にある旧鉄道駅で、深センの急激な発展の歴史を感じることができるスポット。混沌とした都市開発の過程で放棄されたものの、ここはかつて、中国ー香港間の物資輸送の要所だった。電車に乗ることはできないが、古い列車がそばに見え、線路を歩くこともできる。

深センで最も美しい駅の1つであることは疑いようもなく、都市の歴史を物語るかのような見事な建築様式とパネルは必見。軽い気持ちで訪れたとしても、思わず時間をかけてじっくりと見入ってしまうことだろう。

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撮影のコツ
幾何学的形状と線のコントラストを写真構成に活かす

電車以外に、線路、橋、駅等様々な幾何学的形状、デザインも撮影対象にしてみよう。建築に隠されたラインやフォルム、配置、色彩に目を凝らし、アングルを調整しつつ自分ならではの視点でシャッターを切れば、きっと素敵な写真が撮影できるはず。見ている人の視線を引き付けるのに、構図の主導線として線路を利用するのも良いテクニック。

 

駅と人の雰囲気を描写する

本来、様々な種類の人が行き来するのが駅。駅における撮影では、時に乗客も優れた写真のテーマとなる。撮影の際のポイントは、周囲の人々の動きに注意深くすること、そして空間を適切に使ってシャッターを切ることだ。閑散としたこの広い駅では、孤独な雰囲気を醸し出すクールな作品を残すことができるだろう。

 

清水河舊火車站
住所:深圳市羅湖區清水河一路(最寄りは草埔駅D3出口)


 

 

 

深圳G&G創意社區(G&G Creative Community)

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空間デザイン、テイストデザイン、センスデザイン等といった切り口から新しいライフスタイルを創造し、人々の暮らしに革新をもたらす南山区の施設。深センで初めてのデモンストレーション・クリエイティブコミュニティであり、コミュニティメンバーとゲストが互いに交流し、意思疎通を図るための様々なコミュニティ文化活動が企画されている。

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撮影のコツ

コミュニティ内はアートや美しいものに溢れており、特にテーマカラーであるピンクの壁や植物、コンテナー、椅子は目を惹く。遊び心に満ちたガーリーな空間は、インスタグラムに絶好の撮影スポットであることは言うまでもない。Likeをたくさんしてもらえるような写真を撮影するために、以下のポイントをご確認あれ。

 

色彩の対比を利用する

施設内の色調と被写体人物(例えば女性や赤ちゃん)の白や青、黄色の服との対比を際立たせれば、簡単にお洒落な写真を撮ることができる。訪れる際は服のコーディネイトにも配慮してみては。

 

明るくカラフルな背景で撮影する

コミュニティのピンクの壁はそれだけでも見栄えがするが、人物を加えることによって写真に新たな側面が追加される。これはある種、人がテーマの写真はスケール感が出るだけでなく、観る者にとって人間的興味をそそられる魅力的なテーマになるためといえる。

 

ポップな色彩を活かして

コミュニティのポップなカラーリングを活かし、撮影対象の他の色との対比が際立つ1枚を撮ってみよう。弾けるような色彩を取り入れることは、それだけでも人々の注目を集める強い効果がある。

たとえば施設内のピンクの芝生に佇む、黄色いジャケットを着た子供の後ろ姿といったような、鮮やかな色合いの美しい光景に出会ったなら、とりあえず写真を撮ってみよう。

また、ニュートラルな色調の中にポップな色合いが入った光景もお勧めの構図だ。

 

深圳G&G創意社區
住所:深圳市蛇口荔園路9號(2号線、MTR水灣駅から徒歩8分)


 

 

 

深圳大学(Shenzhen university)

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1983年、南山区に設立された公立大学で、中華人民共和国国家評議会から認可され、深セン評議会政府から資金提供を受けている由緒正しい学府。「深圳速度」という言葉ができるほど、鄧小平が主導した深センの都市開発の速さは劇的なものであり、その恩恵を受けた施設の1つである同大学は、中国で最も早いスピードで設立された大学であると同時に、中国の大学Top100にも選ばれている。こうした経緯から、鄧小平は深圳大学の父とも称される。

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撮影のコツ

見事な建築と造園様式、周囲の風景が一体となった美しいキャンパスは観光客にも人気のスポット。古典的、現代的、いずれにしても魅力的な建築の写真を撮影することができ、撮影のし甲斐がある場所であることは保証しよう。満足の行く写真を撮るのは簡単ではないかもしれないが、以下のポイントを考慮に入れた上で根気強く撮影に挑戦してみてほしい。

 

光に注意を払う

日中と、日が沈んだり太陽が雲間に隠れた時に、建物とその周辺がどれだけ異なって見えるか、比較した結果を見たらきっとあなたは驚くはず。日中に写真を様々な角度から撮っておき、夜になったらその景色の変化を見てみるといい。太陽が沈むと日中とは違う影が姿を現し、建物と周囲の風景は新たな表情を見せてくれるはずだ。

またコントラスト同様、太陽光の加減により、建物の肖像にテクスチャー的要素を加えることもできる。夕日のシルエットを撮影したいなら、建物が自分と太陽の間に来るように構図を考えること。

 

違った視点から撮影をする

光が建物の外観に影響を与えるように、撮影のポジショニングは非常に大切な要素だ。

建物を様々な角度から撮るというと、できるだけその場に近付いたり、まっすぐに見上げて撮ったりしたくなるかもしれないが、地面を這い回る虫や蟻のように(無論、人間がそこまで低い位置から撮影をするのは不可能だろうが)下の視点から建物を捉えるのも悪くないアイディア。ひょっとすると、会心の1枚を撮影することができるかもしれない。

また建物から遠く離れたり、できるだけ高いところに上がって撮影したり、広大な撮影対象を1枚に収めてみることで、ユニークな作品が生まれることもある。遊び心を全開にし、エリア中を探検しながら、様々な角度で撮影を楽しんでみてほしい。

 

深圳大学
住所:深圳市南山区南海大道3688号(最寄りは地下鉄1号線の深大駅C出口)

 

 

いかがだっただろうか?深センは香港からバス、電車、船などアクセス手段も豊富で、中国ならではのダイナミズムを感じることができるうえ、日帰りでも十分楽しむことができる魅力的な都市だ。

ユニークなストリートアートも多くあり、心に刺激を受けつつ探索するのに最適なエリアといえよう。今回特集したようにお洒落な写真を撮りたい人はもちろん、狭い香港を抜け出して小旅行気分を味わいたい方も、ぜひ訪れてみて。

 

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