蛇口住民の台所「蛇口市場と蛇口漁港」深セン市南山区
今回は蛇口住民の台所、蛇口市場と蛇口の漁港を紹介しよう。
夕刻、蛇口の漁港にはたくさんの漁船が停泊していた。ちょうど魚の水揚げをしている船があり、人だかりができている。小規模な港ながら今でも活発に漁が行われているようだ。昔の深センは小さな漁村ばかりだったそうだが、今では高層ビルが立ち並び、かつての漁村らしさは影を潜めている。しかし、ここに来ると深センの漁港としての一面を見ることができる。
そんな蛇口の市場だけあって、蛇口市場の7割は海鮮売り場。市場に入ると、色鮮やかな魚が並び、その種類の豊富さに驚かされる。太刀魚、キンメ、カワハギなどの他、あまり日本では見かけない魚も多く、見ているだけで楽しい。特に目を引いたのは少しグロテスクな「テナガミズテング」という魚。中国では、あまりの柔らかさから俗名を「豆腐魚」という。揚げるなどして食べると美味しいそうだ。また、どの魚も目が黒く澄んでおり、鮮度は抜群。
市場には野菜やお肉の売り場もある。野菜もとても新鮮だ。お肉売り場では、羊の頭をそのまま置いてあったりして、ちょっぴり刺激的。そういうのは苦手という方はご注意を。
市場を見ると、地元の人の生活を知ることができる。皆さんも次のお休みに近くの市場に出かけてみてはいかが?
蛇口市場
住所:深セン市南山区蛇口漁村路
アクセス:市場へは地下鉄東角頭駅A出口から西に100mほど行くと到着する