紅の下着事情 in 広州!NEVER MIND 何があっても没問題

2019/01/08

1年越しの紅・第2回だぁぁ〜っ!「着けない下着はただの肥やしだ」by ポルコ(ではない)
そこにセクシーさは不要だった……紅の下着事情 in 広州

読者のみなさん、明けましてお目出度う御座いまする。本年もまたPPWを宜しくお願い致しまする。

と、年も明け、広州も春節フィーバーが始まり、非日常化に拍車がかかりつつある今日この頃。去年(PPW629号)お伝えしたスーパーの特設コーナーの紅一色。そこにうず高く積まれている物はなにも紅包だけではないのである。忘れてはならないのが、そう!赤い下着なのだ。って、すみません、今回は下着話です。

真っ赤な下着コーナー

真っ赤な下着コーナー

春節(旧正月)を迎えるにあたり、特設コーナーの紅の山、また、山。そんな中で、紅包の次にあてくしの目を惹いたのが真っ赤な下着だ。ただでさえ派手な色の赤、しかも下着ときたもんだ。そこで、よしっ、これは!と授業の冒頭、ウォーミングアップの会話と称して聞いちゃいましたよ、学生たちに。

じ「え〜、みんなはもう、新年用の赤い下着を買いましたか〜?」
学「……(困惑顔と物言いたげな顔の混在)」
じ「あ、こんなこと聞いちゃ、セクハラかな?わははは。いや、文化比較としての質問です!」
学「あの、今年は着けません、えっと、それは……

 

え?あれは新年を迎えるためではないの?今年はって?と詳しく問い詰めてみると……

1.赤い下着は年男・年女のためのものである。
2.自分で買うよりも、年上(お母さんが多い)の人に買ってもらったほうが良い。

 

これぞお洒落な着こなし?

これぞお洒落な着こなし?

ということだった。いやはや、中国に来て通算2ケタ年にもなるというのに、大事な伝統文化を知らずに、さらには勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしくなりましたよぅ。まあ、でも知ったからにはもう大丈夫(何が?)。

ところで、みなさんはその下着、どうやって洗っていますか?というのも、同僚の先生とお昼ごはんを食べていたときのこと。日本では下着は手洗いかどうかという質問を受け、うむむ、私は洗濯機だし、家族も友人も大方そうですねえ、と答えた。すると、彼女はかなりの衝撃を受け、それを周りの先生方にも通訳し始め、聞いたみんなも、ええっ!と衝撃を受けてるではないか。そんな様子を見た私こそ衝撃だよ。そんな目で見ないでっ!

確かに下着メーカーでは手洗いを推奨しているが、むむむ、忙しいしなー、ネットに入れておきゃあいいのさー、と、かなりザッパー(大雑把な人のこと)な私は、ぽいぽいと洗濯機に入れている。しかし、ここ中国では手洗いが基本なのだ。またもや身近な文化の違いにびっくりしたのである。

 

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で、件の赤い下着。文化を知らぬまま、ちょうどセールもやっているからと、去年、年女でもないのに自分で調達してしまったよ(セクシー系、しかも上下お揃い3点セット)。一年間、出番を待ち続けたこの娘たち(もう擬人化)、伝統文化とあっちゃ、なんか着用するには相応しくないような……。とはいえ、このままタンスの肥やしになっちまうのもなんだか悲しい。というわけで、求む!着用の機会っ!

 

 


筆者プロフィール
[ヘイワード 順]
母、妻、日本語教師、ライター、女の5足のわらじ(1足減りました)を履いて、今日も広州中をぱたぱたと、なんでもかんでも「なんとかなるさー」で乗り切ります!広州9年目突入、中国語は相も変わらず駄目駄目レベル。夜ごはんの主食はやっぱりビール。

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