深センで2番目の高層ビル「地王観光ビル」続編

2014/03/17

前回(425号33ページ)に引き続き、ショッピングセンターと観光を兼ね揃えた、深センで2番目に高い「地王観光ビル」をレポート。

ランカイフォンレストランお腹を満たした所で、展望台へ向かう。入り口は地王ビルのオフィスタワー側にあり、スタッフが観光コーナーに立っているため、話かけるとチケットを販売してくれる。料金はRMB80。その後、チケットを手に高速エレベーターを2段階上がると、69階の展望台コーナーに到着。ここから深センの街を眺めることができる。位置としては深南東路、解放路と宝安南路が交わって集まった三角地帯に位置するため、近くには深センで一番高いタワー「京基100」を見ることができる。
地王観光ビル「京基100」は深センで一番高いビルだが、人も多いためあえてここ地王観光展望台を選ぶ人も多い。また、「地王観光ビル」の中にはいくつもテーマがあり、展望台のテーマは「南に香港、北に深セン」。360℃ガラス張りの展望台では、南側からは香港、北側からは深センを見渡すことができる。また、この日は残念ながら空気が淀んでいて見えなかったが、空気の綺麗な時には香港の綺麗な景色も見ることができる。他にも、深センの有名な観光地をパノラマにした展示や、香港と深センの1960年代から現在までの歴史と街の変化の写真があり、中国の発展と近代の歴史を写真で知ることができる。展望台には中国国内からも多く観光客が訪れるようで、この日も筆者以外全員中国人だった。展望台内には、レストラン「蘭桂坊」も入っているため、カフェで一休みすることもできる。
中国国内の地元市民から見ても、展望台から景色や、様々なエンターテイメントを楽しむことができる等、様々な商業施設が一体となった「地王観光ビル」に惹かれるものはあるだろう。また、「高空」というテーマの観光のかたちは深セン、香港で注目されているため、ぜひ一度見に行っていただきたい。

 

地王観光ビル

スポット情報

地王観光ビル
住所:寶安南路1881號萬象城

 

Pocket
LINEで送る