熱き深センの“草”サッカー 2
「サッカーは3度の飯より好き」な私が、深圳の日本人草サッカー事情を紹介します。
深圳では、毎週飽きもせずボールを蹴っている日本人仲間たちがいます。現地会社の重責を担う脂が乗りきった仲間、お腹に脂が乗り過ぎた仲間、意気のいい若者、経験者やビギナーまで色とりどりの仲間たちがサッカーを通して深圳生活を謳歌しています。
今回は独自に開催している大会を紹介します。
華南の各チームが集まるお祭り……
二0一一年から続けている大会“J-DELTACUP”。7月で第18回を迎えました。初めは3チームで始めた大会も現在は9チーム(広州x2、中山、長安、深圳x3、香港x2)。参加人数は100名を超えます。
8人制で特別ルール採用。禁止事項はスパイク着用、スライディングタックル、ヤジ暴言、審判へのクレーム。現在は開催地を各地域持ち回りしています。
今まで大ケガ、チーム同士のもめごとや乱闘、カンフープレー”“もありません。集うメンバーをリスペクトしてプレーしているからです。“デルタ”
を合言葉に年に2〜3回集い、熱きプレーを繰り広げます。参加に意義のある祭りです。
大会では通常のリーグ戦と並び、40歳以上のリーグ戦も行います。おじさんプレーヤーは勝敗以上に最後まで体力が持つか、いつも心配のようです。
雨天決行ルール…台風と共存…
深圳で過去4回開催しましたが、そのうち2回が台風に遭遇。ところがこの英国発祥のサッカーは雨天中止というルールがなく、とりあえず強行開催しました。降り続く雨で白線は消え、突風でテントは飛び、プールのようなピッチは足首まで水に浸かり、豪雨の中すべりまくった熱き戦いでした(観客には大うけ)。
試合よりキビしい懇親会 大会終了後は恒例の表彰式と懇親会
がセットで付いてきます。これがとても楽しいです。各チームには必ず“お笑い”芸人がいます。試合ではあまり存在感が無かった選手も、ここでは有り余る存在感を発揮します。「えっ?こんなメンバーいた?」そんな感じです。ここでは、「すべらない話」、じゃなく「すべる話」にも笑いが起きます。
表彰選手たちのスピーチで言葉を噛んだりするとビールジョッキの一気飲みが待っています。司会者も含めて、お酒が苦手な人には地獄のルールです。過酷な試合よりキビしいです。
深センフットサルカップ
深圳では5人制フットサル大会(深セン日本商工会協賛)を毎年11月頃に開催しています。こちらもJ-DELTACUPに負けず劣らず、熱き戦いが繰り広げられています。参加8チーム、総勢約100名が集います。もちろん、恒例の表彰式と懇親会がセットで付いてきます(地獄のルールも)。そして、ここにも「お笑い芸人」は数多くいます。今年も11月に開催予定(第5回)です。 熱き深センの“草”サッカーにご興味ある方はご連絡下さい。
houshu_sz@yahoo.co.jp
深センUnited 宮城紀生
深セン華日(ワーヤ)コンサルティング
会計財務税務の実務、法律相談
深圳市福田区深南大道6021喜年中心A610
深セン在住15年のベテランコンサルタント
宮城 紀生
miyagi@waya.net.cn