市民の憩いの場 白雲山

2016/03/15

白雲山1広州市内で街の喧騒をはなれて気分をリフレッシュしたい・・・。そんなときに手軽に出かけられるのが「白雲山」。広州市中心北西部に位置する国家4A級観光地だ。主峰「摩星嶺」の海抜は382メートル。市内にあるという立地の良さから広州の地元市民にも人気で、朝早くからハイキングを楽む人たちでにぎわう。白雲山2

白雲山は景勝地として古くから知られている。晋朝時代に「心地よい景色」と評され、唐の時代には有名な景勝地としてすでに定着していた。宋の時代以来” 羊城八景“として白雲山の景色が選ばれている。多くの歴史的人物や近代各界の著名人もこの山を訪れ、観光を楽しんでいる。

白雲山は七つのエリアに分けられる。白雲山の北西「明珠楼観光区」、中国最大の彫塑テーマ公園「彫像広場」、「雲溪生態公園」、広州碑林や泉水を擁する「摩星嶺観光区」、総合レジャー施設「モリ人運動文化村」を含む「鳴春谷観光区」、全国最大の庭園式花園「雲台花園」、広州市四大人工湖の一つである麓湖のある「麓湖観光地」だ。目指すエリアによってアクセスは異なる。

中でも手軽にハイキングできることで人気なのは「明珠楼観光区」。観光客というよりも地元の人たちに親しまれるエリアだ。地下鉄3号線「同和」から歩いて30分ほどで麓に到着。山登りというよりは森林の中をハイキングという感じで、ゆっくり登れは体力に自信がない人でも問題のない程度。しばらく進むと、黄婆洞ダムに着く。湖畔にある野外レストランで、湖面を眺めながら簡単な飲茶を味わうのも良い。「明珠女」という彫像の近くには野外卓球場があり、ひと汗流してから、更に進むと小高い山の上から広州市街を見渡すことができる。

ちょっと出かけてみたくなったら、市内で気軽にハイキング「白雲山」へ。さわやかな休日を発見できるはず。

白雲山3 白雲山4

アクセス:
地下鉄3号線「同和」駅下車、徒歩にて麓まで。(「同和」登り口が分からない場合は、地下鉄3号線「京渓南方医院」、路線バス179番241番で「白雲索道」下車、歩いて「白雲山南門」からの方が分かりやすい。白雲山にはほかにもいくつかアクセス方法がある。)

Pocket
LINEで送る