広州市スタイリスト「バリアゾーンについて」濱島一二
毎度です。こんにちは濱島です。
夏休みも終わる頃で、皆さん日本から旅行から広州に帰ってこられた頃と思います。
今年に入ってから肌の健康について話しをしてきました。特にここ2回にわにって洗顔・化粧水の事を話してきましたが、この2つの事をしっかり行なえば、まず肌の健康は保つ事ができます。
今までに何度もお話ししてきたと思いますが、私達人類の皮膚は内部組織を守る為に、内から外へ内から外へと物質を移動させています。表皮の一部と皮脂とがバリアゾーンを形成していて。皮膚から異物が体内に入らないようにできています。この事を皆さん理解できていると思うのですが、いざ美容となると錯覚をしている人が多いですネ。
酵素とかビタミンとか何とかエキスとか栄養が皮膚から吸収する事は無いのです。
現在の医薬品、医薬部外品、化粧品の一部の成分には、この皮膚からの浸透がある物もありますが。当然バリアゾーンを壊わしている事も理解できますネ。
医薬品は医師が取り扱い、何かトラブルがあれば、すぐに手当てができますが、他の医薬部外品、化粧品に関しては、毎日使用すると言う事で、このバリアゾーンを破壊しつづける事が、私には良いのか悪いのか解かりません。ただ心配をしているのです。
「化粧品公害」という言葉をお聞きになられている方は多くいると思います。特に40代以降の方に多いと思われますが、これは異物を皮膚の中に入れて疲労させて皮膚の蛋白を変性破壊しバリアゾーンを破壊し、さまざまなトラブルを引き起こした事を言っていると思います。
最初に話しをもどしますが、皮膚の健康を守るお手入れ方法は、油の汚れを落とすのに軽い油(軟油)で汚れを包み込み流して、それから石けんで綺麗に洗い落とす。昔から言われているダブル洗顔ですネ。面倒くさいと言わずに皮膚の健康を考えてやってみて下さい。その後アルカリ性に傾いた皮膚に酸性化粧水をしっかり含ませれば良いのです。
クリームに関しては諸説があり、色々と問題も有りますので、もう一度しっかり勉強をしてから答えを出します。
それでは皆さんごきげんよう。次回もお楽しみにネ~。
スタイリスト 濱島一二
美容師歴36年を誇り、日本で美容メーカーの社外講師としても活躍。技術はもちろん折り紙つきだが、頭皮や髪に刺激の少ない薬剤を使用するなど髪の健康を一番に考えており、広州で人気のスタイリストの一人。
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