広州市スタイリスト「洗顔後のお手入れ方法」濱島一二
こんにちは、濱島です。暑くなって来ましたネ。
本来、汗と混じった皮脂は皮膚の健康には、非常に良いものですが、気持ちが悪いから洗い落とします。
前回、洗顔の話しをしましたが、軟油で汚れた油を溶かし、石鹸で洗い落とす。これが今でも一番皮膚の健康を考えた洗顔方法と思います。今回は、洗顔した後のお手入れ方法ですが、まず、化粧水の事を考えていきましょう。
生物はもともと海から発生したもので、表皮にとって水は欠く事のできない環境であることは皆様にも理解できる事と思います。人類も汗をかいて皮脂でその一部の水分を取り込み、水の環境を保つとされています。
私達人間の習慣としての化粧水は、昔から皮膚の健康に異状を感じた時に温泉、海水浴に行く事が良く行なわれました。これは皮膚が弱ると、酸塩を補充すると良いと感じていたのでしょう。柚湯、菖蒲湯などにつかったり、ヘチマ水を酸性リンスの替わりに使用したりと、自然と良い習慣を身につけてきました。
と言う事で、酸性化粧水は洗顔後の処理としては一般的に一番良いとされています(皮膚の環境は弱酸性が良い)。女性の皮膚、弱った時の皮膚には、弱酸性化粧水が有用と思って下さい。
収れん化粧水も酸性化粧水の一部と考えて良いでしょう。酸性も皮膚を引きしめる効果がありますし、特に収れん効果の高いものにはミョウバン、硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛などが配合され、たんぱく質凝固剤として皮膚を丈夫にする働きを持っています。
反対にアルカリ性化粧水の使用は柔軟化粧水として用いられ、特に加齢の方であったり、角質が厚く硬くなってしまった方であったりする人達が、臨時的に使用する事が望ましいと思います。
もちろん皮膚は弱酸性の環境が良いのでアルカリ性化粧水を使用した後は、酸性化粧水を使って中和し、弱酸性の状態に戻しておきましょう。
今回はここまでです。8月4日から8月12日まで日本に帰って、また新しい情報を仕入れて来ます。お楽しみに~
スタイリスト濱島一二
美容師歴36年を誇り、日本で美容メーカーの社外講師としても活躍。技術はもちろん折り紙つきだが、頭皮や髪に刺激の少ない薬剤を使用するなど髪の健康を一番に考えており、広州で人気のスタイリストの一人。
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