深センものがたり 第44回

2022/04/13

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問わず語り その三、深セン東部
※問わず語りとは、誰かに求められた訳でもないのに、勝手に語ることである。

スクリーンショット (895)東部の海浜桟道
深セン羅湖から東に位置する海岸の遊歩道をご紹介させていただく。このルートは塩田区砂頭角の中英街に始まり、大鵬半島の背仔角まで。一部を除いて、ほとんど平坦な遊歩道であるが約7時間の長距離コースである。風景に見ごたえのある湾に沿った路が多く、延々と続く海岸線の持つ多彩な風景は趣きがある。

中英街から海鮮街
中英街から公園を通り抜けて海景路に入り、海の潮の香りを頼りに(くれぐれもナビを信じて)海辺へたどり着く。ここは対岸に見える香港まで僅か数百mの距離だ。静スクリーンショット (896)かな海を眺めながら木の桟橋を東方向に向かって、海景路終点までの約半時間の散歩である。ここから次の目的地である“塩田の海鮮街”までは、港湾施設に遮られ海辺から少し離れた(あまり趣きのない)道路を歩く。中英街から塩田の海鮮街までゆっくり歩いて約2時間、ちょうど空腹を覚える頃に海鮮料理で腹ごなし。オススメの店は、「師公会海鮮酒家」、誘惑に負けて、海鮮で一杯を楽しんで家に帰るのも良いかも…。

海鮮街から大梅沙
食事のあとは大梅沙までの約1時間(景色に見とれたり、自撮りの連続なら2時間以上)、途中の観景台から眺める景色が最も美しいルートである。ここからは道路を離れて海岸線に沿って、大梅沙まで歩く。この海浜桟道は景色が最高であり、海岸の岩の上を渡した木製の橋で、「深センで最も美しい海辺の桟道」と呼ばれ、晴天の日の青空と海の碧さが美しく調和された自然の芸術を堪能できる。(海鮮の酒でほろ酔い気分でも大丈夫)スクリーンショット (897)スクリーンショット (898)
ちなみに目的地の大梅沙は普通の巨大海水浴場である。更に東へ半時間ほど歩くと中規模海水浴場の小梅沙へ着く。どちらも、ただの海岸であり、景色と海水浴以外ではこれと言ったオススメどころではない。
今回は東海岸の遊歩道ルートの半分(半日歩き、のんびりコース)だけをご紹介した。次回は残りの半分をご紹介させていただく予定である。

スクリーンショット (899)スクリーンショット (900)

アクセス
個人的に往路は羅湖方面からバスに乗ることをお勧め。朝陽を浴びながら砂頭角中英街まで、のんびり一時間ほどのバスの旅。復路はバスと地下鉄(8号線)を利用すれば早く戻れる。スクリーンショット (901)

 

問わず語り、追記、“歩く速さは寿命に関係”
速く歩ける人は長生きするらしい。詳しくは機会があれば述べるが、二本足で歩く人間は、歩くだけで多くのエネルギーを必要とするため、速く歩けるということは、体の機能がフル回転するので、血液循環機能もいたって正常だということ。また、寿命の長短は肥満度の因子よりも歩行速度の方が密接に関係しているそうだ。
休憩なしで1時間歩くことと、景色を眺めて何度も休憩しての1時間歩きの効果は同じである。
スポーツ大好きな筆者(本年68歳)、今でも毎週末土曜日は若者たちと真剣にサッカーをやり、天気が良ければ、日曜日には“のんびりと速い歩き”に興じている…。


宮城 紀生深セン在住20年のベテランコンサルタント
宮城 紀生
miyagi@waya.net.cn
 
 
 
 
 
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