広東語PPW講座

2023/08/02

スクリーンショット (2487)

皆さんは燉冬菇と聞いて何を想像するだろうか?料理に関係することと推測された方、残念!あなたの中国語力が高いことは認める。しかし、今回紹介する燉冬菇は「降格する」という意味がある。

時は清朝の時代。香港では規律警察の軍帽がシイタケ(冬菇)型をしていた。軍内での成績が認められると軍服から私服へと許され、昇格を意味するが、その私服が規律を破ったものであった場合、また軍服(つまりはシイタケ型帽子)へ逆戻りとなってしまうのだ。

「燉」は煮るの意味があるが、ここでは(褪 tan3)の発音に似ていることから退くという意味で使われる。これを知っていると香港人から一目置かれるかも、「燉冬菇」ぜひメモしておこう。


 

スクリーンショット (2441)広東語を勉強したことがない諸君、よく聞きたまえ。上の2つはそれぞれ漢字の音は同じ単語だが、声調が異なる。自己紹介の時、「日本人(yat6 bun2 yan4)」と発音する際は、1声(高い音)で始まる「一般人(yat1 bun1 yan4)」と似ているので要注意だ。「私は一般人です」なんて言われたら相手も???になってしまう。
編集部と一緒に広東語について知ろう。次回もお楽しみに!

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