読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第79回 最悪を想像する

2018/05/17

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「全然勉強しないで寝てばかり。将来がとても心配。」とお母さん。
「このまま勉強しないと最悪どうなりますか?」と聞くと、
「いい高校に行けない。」
「いい高校に行けないとなにが困るの?」
「行ける大学が限られる。」
「行ける大学が限られたら、どうなるの?」
「いい就職ができない。」
「いい就職できないとどうなるの?」
「フリーターやニートで家にいることになる。」
「家にいたらなにが困るの?」
「えーー!!そりゃあ困るでしょー!!」
「誰が困るの?」
「、、、わたし、、、。」
となります。

では、最悪ニートになって、来る日も来る日も子供が家にいることを想像してみましょう。そして、それは「子供の問題」なのか、「自分の問題」なのか?
対処できるのは「自分の問題」だけ。
そこに生じる自分の気持ちを徹底的に見つめてみてください。
体裁が悪く恥ずかしいのか、毎日子供と一緒で気が滅入るのか、子供の将来が見えず不安なのか、、
ただ、見つめ、味わってください。
そして、どうしたらいいかを考えてみる。

体裁が悪く恥ずかしいなら、
「あれこれいう人とは距離をおく」
「思い切って環境を変えてみる。」
毎日子供と一緒で気が滅入るなら、
「自分が仕事に出る。」
「新しい趣味を見つける。」
子供の将来が不安なら
「子供の才能を見つけるコンサルタントの勉強をする。」
「社会情勢に敏感になる。」
ベクトルは全て自分です。
最悪に対応して行動したことが結果自分の成長に繋がることも珍しくありません。

これを、
「恥ずかしいからちゃんと就職してほしい」
「私の時間がなくなるから家にいないで」
「将来が不安だから自分で積極的に考えてほしい」
と考えると、ベクトルは全て子供になります。

他人をベクトルにしている限り、心の平穏を得るのは難しい。
なぜなら他人を動かすことはできないからです。

多くの人は自分で動かせないものに心を乱し、悩むことに多くの時間を割いています。

人生のほとんどのことは取るに足りないこと。わかっていても悩むのが人間です。
大丈夫!!命に関わることでない限りなんとかなるものです笑
心が乱れて辛いなら「最悪」を想像してみる。
そしてそれを想像して心乱れているのはあなた。
お子さんの人生にとっては「最高」の出来事になるかもしれません。

それにね。
「心配事の9割は起こらない」とも言われています。私たちは一体どれだけの時間を心配事に費やしているのでしょう?

「最悪」を感じて行動すれば、恐れることはなくなります。
「覚悟」が決まります。

あなたが今あれこれ心配して、イライラしているなら、

最悪が想像できないとき。
その最悪に自分がどう対処するかが見えていないとき。
どう対処するかが決まれば、覚悟ができます。
そして腹がすわるのです笑

Kyou氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Kyou氏 プロフィール

海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。
現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪

zets_PPW@pocketpage.com.hkまでお問い合わせください。

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ままサプリ公式HP:https://mama-supple.com/

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