読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」第210回
長男との別れから学んだ執着を捨てること
お正月次男三男が帰ってきておりました。
我が家の3boysは全員高校から寮生活を選びました。
上海に住んでいたため、そういう選択になりました。
はじめて長男を1人日本に残して帰るときには
身がちぎられる思いでした。
彼が一番寂しい。それが分かっているからこそ
泣かないと決めました。
春休み日本への帰省で、家族で過ごす時間が楽しければ楽しいほど、
別れのときを思います。
入学式が終わったらお別れ。
どこで別れたら彼が寂しくないか?
そればかりを考えていました。
入学式会場から寮までは2時間。
みんなで送っていくとますます別れが辛くなるような気がしていました。
一緒に夕食を食べた北京駐在時に仲良くしていたご家族のご自宅が
寮の近くで送っていってくださることになりました。
ホッとしたのを覚えています。
池袋の駅で笑顔で見送って、姿が見えなくなると泣き崩れました。
スーツ姿の家族。お父さんは涙を見せないよう早足で先を歩く。
あとから号泣しているお母さんとそれを心配そうに見ている幼い子供たち。
奇妙な光景です笑
それから2年生の夏頃まで、心配でちょくちょく電話しては
切ってからぼんやりする日々。
主人にも「ほおっておけ」と怒られました。
あれから次男三男を手放しましたがもう大丈夫です。
このお正月帰ってきた彼らは確実に成長していまいました。
次男は高校生活2年目に入り、エスカレートで進級する内部進学でなく、
芸大受験を選択し、デッサンの勉強をしています。
末っ子でみんなから手をかけられ自立できるか?と心配した三男も
弓道部に入り、慣れない土地で頑張っています。
今、3兄弟との関係はふだんは全く音沙汰がなく笑
困ったときには気持ちを打ち明けてくれるいい関係になれました。
「目は離して心離さず」
母から彼らの生活は全く見えない。
けれどそれが彼らにとって必要だったのだと改めて思いました。
長男との別れで長い時間をかけて「手放す」ことを覚えました。
執着からはなにも生まれない。
執着は「信じていない」結果。
愛とは捨てること、手放すこと。
これがなかなかできないから難しいんだよなあ。
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Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪
zets_PPW@pocketpage.com.hkまでお問い合わせください。
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