如月の「あちこち散歩」 麗江・昆明の旅

2016/04/12

『カルスト地形の地下”九郷鍾乳洞”・地上の”石林”そして孔雀の舞』

鍾乳洞今日の観光は車をチャーターし、ガイドさんと1日観光です。

まず向った先は、昆明から約90km離れた宜良県東部に位置し、九郷は現地の人には「地上石林、地下九郷」と言われるカルスト地形の地下にある大鍾乳洞。ここの場所を発見した人は居なくなった羊を探していてこの鍾乳洞を見つけたとのこと。さぞ、びっくりしたことでしょう~。

洞窟散策の前に懸崖絶壁が聳え立つ蔭翠峡の中を手漕ぎボートに乗って2kmの遊覧。そして、鍾乳洞へ。雄獅大庁と名づけられたところは、大きなホールのような空間があります。この場所でコンサートが開かれることがあるそう。自然の音響設備が整っているんですね!地下倒石林

石林の風景を逆さまににしたような景観から「地下倒石林」と呼ばれるところもあり、神女宮や雌雄双滝は巨大な雌雄二つの滝があり、大小の滝が寄り添いあっていて夫婦滝といいます。神田(棚田のようなリムストーン)は大洞窟には石灰分が堆積して白い綿で覆われた棚の様になった段丘があり、この段丘を神様の畑といわれています。また、石葡萄は萄の実が鈴なりのように見えることから名が付いたそうです。

地下に出来たカルストの鍾乳洞はエリア内の洞窟は100以上、きっちりと遊歩道が施され、全長は5kmというスケールの大きさにびっくり。ここからリフトへ乗り、出口までの空中の旅!次に向った先は昼食です(笑)。地元の方が利用するレストランで郷土料理とでも言いましょうか、地元のお料理を頂きました。色々頂きましたが、小豆のスープは甘くないお汁粉を食べているようで気に入ってしまいました。そしてヤギのお乳のチーズ焼き。とっても濃厚な味でおつまみになります。現地の食事が出来、美味しくて大満足。ガイドさんナイスな選択でした。

石林お腹も満たされて、次は石林へ大小とエリアが分かれている石林へ。一つ一つが大きな造りをしている方が男性と言われ、小ぶりのものが揃っているのが女性を表現しているそう。「小」のエリアにある阿詩瑪(あしま)石峰に有名な悲しい言い伝えがあります̶。イ族の美しい阿詩瑪という娘に阿黒哥という恋人がいた。美しい阿詩瑪に横恋慕した地主の息子が阿詩瑪を連れ去り、それを知った阿黒哥が必死の思いで助け出した。しかし地主の息子がふたりに危害を加え、阿詩瑪は水の底へ消えて、阿黒哥だけが助かった。嘆き悲しむ阿黒哥が阿詩瑪の名を呼ぶと阿詩瑪に代わって阿詩瑪の姿の石像が現れた。石峰は彼女が姿を変えたものと伝えられ、イ族の帽子を被り、籠を背負っ阿詩瑪(あしま)石峰た女性の姿にみえる…。

さて、夕食はガイドさんと一緒に。昆明最後の夜は舞台鑑賞を堪能しました。大「踊る精霊」ヤン・リーピン理出身の中国を代表する舞踏家ヤン・リーピンのプロデュースによる少数民族の歌と踊り。そして最後に「踊る精霊」ヤン・リーピンが、中国全土に名を轟かせた、タイ族で有名な孔雀の舞を披露。腕から指先までを細かく震わせる彼女を観ているうちに、孔雀の長い首に見えてきます。単なる形態模写ではない。霊感に満ちた舞に感動も冷めやらぬ翌日、帰路に着きました。

今回で麗江・昆明の旅はおしまい。大陸は雄大で一つ一つ何をとってみても圧巻。大陸旅行も悪くないな!阿詩瑪(あしま)石峰

如月のプロフィール
香港在住3年、もうすぐ4年目に突入!当初は、初めての海外生活で買い物ひとつにも苦労していましたが、元々出歩くのがすきでしたので、アッという間にあちこちあちこちと・・・。 特にバスを駆使して下町や裏通りを巡るのが好きです。

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