乗り物大好き主婦の旅行日記:台湾の九份(きゅうふん)
せっかく香港にいるのだから、1~2時間で行ける台湾は絶対に行きたいもの。中でも台湾北部に位置する「九份」は、日本人に大人気の観光スポットだ。古くは金鉱山として栄えたが、1971年に閉山した後衰退していった同地は、1989年に映画「非情城市」の舞台となり輝きを取り戻した。さらに日本人の間では、宮崎駿監督が映画「千と千尋の神隠し」を作成する前に同地を訪れ着想を得たという噂であまりにも有名である。
行き方は、台北市内から直通バスまたは電車で「瑞芳駅」まで行き、そこからバスまたはタクシーというのが一般的。私は電車を利用して向かってみた。少し小雨が降る中で、バスを待つのが億劫だったからだ。瑞芳駅からはタクシーを利用した。
タクシーの乗車時間は10分ほどで、途中運転手さんが日本語で丁寧に景色の説明をしてくれた。
九份に到着後向かった先は、九份観光の王道「阿妹茶酒館」だ。中に入るとほとんどの客が日本人…。ここは日本?と思えるほど、日本語ばかりが聞こえてきて違和感を感じるが、ここを目当てに来たので窓際の席をお願いし、お茶セットをオーダーした。店員が竹でできた茶盤にいらない湯を流したり、茶器を温めたりする伝統的な茶の作法を教えてくれながらまず、1杯目の茶を入れてくれる。注文する際、少し値段が高いかな、と感じたが、何杯もお茶を楽しめるので、2~4名で訪れる方、時間に余裕がある方にはオススメ!単純な私は、まんまと茶器まで購入してしまった(笑)。
そしてもうひとつここを訪れたらぜひ味わっていただきたいのが、「阿柑姨芋圓」の甘味だ。タロイモやサツマイモを小麦粉に練り込んで茹でたモチモチ感たっぷりの台湾スイーツで、小豆なども入っている。2人で1品の注文でも十分食べ応えがある。売店の奥では大量の餅を手作りしている様子もうかがえ、店内からは、外の景色も眺められる。
この日は週末とあって本当に多くの観光客でごった返していた。売店が並ぶ細い路地を歩くだけでも一苦労。夜の街並は絶対見たほうがいいと皆勧めていたので、午後3時くらいに訪れて夜まで粘るつもりだったが、人が多すぎて夜景を見ずに帰ってしまった私。次は絶対夜景を見る日程で行くか同地に1泊したいと思う。帰りは、MRT「忠孝復興」駅のバス停まで直通のバスを選びホテルへ帰宅。車内で爆睡していたため1時間半の道のりはあっという間。疲れているときは座れる直通バスがオススメだ!
乗り物大好き主婦のプロフィール
香港生活3年目。食べること、乗り物に乗ることが大好きで週末はバスに乗って香港を旅する。毎週火曜のCXのfanfareはかかさずチェック!