ラオスのモテる条件は?!男女ともに色白肌が必須!
髪は黒髪、体型はメコン川のようにどっしりと!
■男も女も求めるラオスの正義・色白
やさしくて金持ちで美女orイケメンで……どこの国に行ってもモテる条件なんて同じようなもの。なのだが、想像を超えるのが「色白」という絶対条件だ。
ラオスでは男も女もとにかく色白が好き。女性の美白にかける情熱はすさまじく、炎天下に出るときも、大きな雨傘に長袖ジャケット、手袋なんていう完全装備の女性も少なくない。この暑いのに、太陽に恨みでもあるんだろうか?
日本のコンビニより圧倒的に品数が少ないMポイントなどのコンビニに行っても、女性用美白化粧品は必ずコーナーが設けられていて、棚の多くを占めている。おまけにかなりのお値段だ。もちろんローカル美容法もたくさんあって、薬草サウナにヨーグルト&タマリンド・パック等々、女性たちは毎日せっせと美白に励んでいる。
「もともと濃い色で生まれてきたんだから仕方ないんじゃないか?」と思うわけだが、赤ちゃんを見るとそんなことないのがよくわかる。多くのラオス人の赤ちゃんは日本人と変わらないくらい色が白い。なるほど、すべて太陽のせいなのか。恨めしいわけだ。
パスポートやビザの申請用に写真を撮りにいくと、画像加工ソフトでも使っているのか肌の色がワントーン以上高く白く印刷されてくる。髪や服の乱れについては何も言わないのに、肌の色だけは何も言わなくても直されてくる。どうやらラオス社会において白い肌=美という価値観はあまりに当たり前のものであるようだ。
■日本と異なるラオスのモテ像
日本と異なる価値観といえば、スレンダーなタイプよりもぽっちゃりした女性がモテるということ。健康的で安産型が愛されるというのは、やはり大自然に囲まれた農業国だからだろうか。日本基準だとかなりぽっちゃりという女性がモテモテなんていうこともよくある話。
加えてモテる髪型はロングの黒髪。日本のショートカットの女性が髪を伸ばしていったら、だんだんと人々の接し方がやさしくなり、それまで言われたことがなかったのに、「すてきな髪だね」としばしば声を掛けられるようになったとか。そもそもショートカットのラオス人女性をほとんど見かけない。
あり得ないと言えば、ガミガミ怒る男性。ラオスの男性はみな一様にやさしく、怒ったり叱ったりする姿をほとんど見かけない。そもそも怒ったり叱ったりする習慣がほとんどないようで、日系の会社では社員を怒ったりするとすぐに会社を辞めてしまうのだとか。そういえばこっちに来たとき、私も「ラオス人を叱るとすぐ辞めてしまうから注意してね」と言われたっけ。でも期日をすぎても連絡がないとか打合せに平気で遅れてくるとか、イライラするときもしばしば。私はさぞかしモテない人種なのだろう。
メコン川のようにどっしり悠然とした色白の人。モテたい日本人はこんな人を目指してみよう!
(『テイスト・オブ・ラオス』編集部)