フィリピンの交通機関「ジプニー」まるでクラブ?

2015/10/27

From フィリピン交通機関
まるでクラブ!?フィリピンに来たらジプニーに乗ろう

ジプニーとは、フィリピンに来たら誰もが目にする乗合バスだ。第二次世界大戦にフィリピン駐留アメリカ軍による払い下げジープを改造して作られたのが始まりといわれ、初乗り8ペソ(約20円)の運賃の安さとどこでも乗り降りできる利便性から、庶民の足となっている。今回はそんなジプニーの夜に乗ってみる楽しさをまとめてみた。

夜にはカラフルなライトを点灯させて走る。
夜にはカラフルなライトを点灯させて走る。

基本的に、ジプニーの持ち主は自分でデザインを決めそして車体にこだわりのデコレーションを施すため、一台として同じデザインはないと言われている。まるで一つに芸術とも感じられるデコレーションは、夜になると更にライトアップまでされ、道路は何台もの煌びやかなジプニーで溢れる。ではパーティ会場に(車内)に突入してみよう!
入るや否や、ドンッドンッというスピーカーの低音に全身を包まれる。そう、ここは小さなクラブなのだ。今回乗った車内は、赤と黄色、そして緑のライトが音楽に合わせて変化してゆき、助手席に乗った車掌のお兄ちゃんが音楽を操作していた。ちなみにお客さんが何か話しかける時は音量を下ろしてくれるので安心だ(笑)。
ジプニー車内はまるで小さなクラブ!
ジプニー車内はまるで小さなクラブ!

客席に向けたスピーカーからは重低音の音楽が
客席に向けたスピーカーからは重低音の音楽が

フィリピンの町中に多くの音楽スピーカーや機材を扱うお店がよくみられるように、フィリピン人の多くはパーティやクラブといった雰囲気が大好き。そんな文化を日常的な乗り物でも感じられるのもまたおもしろさの一つだ。
ただ、夜のジプニーや公共交通機関はひったくりなどの犯罪も多いので周囲に十分な注意を払いながら乗車することが重要。

町のいたる所で見かけるジプニー
町のいたる所で見かけるジプニー

ライター:中川大己 プライマー編集部
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