カバーストーリー 2020年10月第2週号「上海蟹」

2020/10/07

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 10月に入ると、何だか周りがソワソワし始める。それを感じたら、「上海蟹」の季節の到来!毎年12月末までの約3ヵ月間、中華圏で暮らす人たちは、この蟹に狂います(笑) 広東語では「大開蟹(ダイザップハイ)」として親しまれ、香港に住む皆さんの中には、自宅で調理するなんていう方も!レストランでも挙って、上海蟹づくしのコースメニューを提供し始める。

メスとオスで食べ頃が異なり、メスはお腹にたっぷり卵を蓄えた10~11月頃、オスは大きく白子が育った11~12月頃が一番美味しいのだそう。というわけで、一度と言わず、何度でも食べたくなってしまう、魅惑の上海蟹♡ 店員さんが面倒を見てくれるお店が多いので、食べ方わからないという方もご安心を。

蟹は体を冷やすと言われているため、最後に体を温める食べ物(黒酢や生麦など)を一緒にとるのがおすすめ。この考えに則り、レストランでは、コースの〆に必ず甘い生姜湯が提供される。今年もぜひ上海蟹を味わい尽くそう!

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