マリリンのぶらグル巡り Vol.62

2018/10/16

美食家たちも大絶賛！！
台湾の大人気激辛火鍋店「寬巷子鍋品美食（Quan Alley）」、香港に1号店をオープン！

洗練されたお洒落なインテリア

まだまだ暑さが残る香港だが、朝晩は涼しくなってきて火鍋を食べたくなる時期。香港には香港式や四川式、日本式、台湾式など様々なスタイルの火鍋を楽しむことができる。その中でも台湾式の火鍋は辛いながらも味わい深いということで日本人にも人気がある。香港で人気のグルメスポットであるハーバーシテイーに香港1号店をオープンした「寬巷子鍋品美食（Quan Alley）」。台湾の士林に本店を置く人気の麻辣火鍋店で、伝統にとらわれずに麻辣火鍋店の印象を180度変えるほどのアイディアと美学を料理で表現している。店名の「寛巷子」は日本語で「広い路地」という意味で、「おいしい食べ物は小さな路地（巷子）から始まる」「広く（寛）ゆったりした場で国境なき新しい料理を」という意味を込めてつけられたという。

洗練されたお洒落なインテリア

同店の魅力は、食材の良さだけにとどまらず鍋に入れる食材がフラワーアートのような盛り付け、お洒落なインテリア、雰囲気、こだわりの食器を使用するなど5感すべてで楽しめる工夫がこなされていてる。さらに鍋はすべてオーダーメイドで一つ当たり30万元もするという。火鍋というと集まってわいわい食べて、おしゃべりをして、というのが一般的だが同店では高級感を味わいながら火鍋を楽しむことができる。

ビジュアルで楽しめる芸術的盛り付けの鍋の食材の数々を紹介しよう。まずは、満開のバラのような「Pork Roses（豚とろ）」。一頭の豚からほんの少ししか取れない貴重な部位をスープの中に軽くさっと入れるだけで肉汁を沢山含んだ滑らかな口当たりの中にカリッとした食感も味わえる。鍋料理に欠かせない野菜「Veggie Bouque」は、台湾で有機指定された新鮮な旬の野菜を使用、フランスのフラワーアーティストから学んだ野菜は美しい花のブーケのように美しく盛られている。台湾ではすでにメニューから消えてしまった看板メニュー「Almond Daisies（魚とエビのすり身、杏仁、とうもろこし、のり）」を香港店で復活させた。手間暇かけて作る同メニューは、まるで本物の菊の花のように仕立てていてサクサク感とモチモチ感が味わえて忘れらない味。湯葉にゴマのソースをつけて丁寧に巻き、最後にホウレンソウの葉で巻いた「Lollipop」は、遊び心を感じることができるメニュー。

バラの仕立てた美しい豚トロ「Pork Roses」

綺麗に盛られた野菜のブーケ「Veggie Bouque」

そして肝心のスープは2種類用意している。まずは、豚骨＆高麗人参＆鶏肉ベースの白湯スープ「Oriental Beauty」。豚骨＆白鳳鶏の鶏ガラと高麗人参を6時間以上煮込んで作られているので、優しい味で特に女性に人気がある。そして定番の激辛スープ「Crimson Pit」。数種類の漢方薬を煮込んで作られていて山椒の香りが脳を刺激して、香りの中にもスパイシーさを感じることができる。