上環(ションワン)のフレンチ「Bibo」ストリートアートとのコラボ限定メニュー

2016/03/29

bib1アートの発信に力を入れている上環(ションワン)のフレンチレストラン「Bibo」では、4月17日までポルトガル出身の芸術家Vhils(ウィルス)氏とコラボし
た限定メニューを提供する。ポルトガルを代表するストリートアーティストのウィルス氏が手掛けた作品約20点を鑑賞しながら食事をいただけるまたとない機会とあり、コラボスタート以来話題を呼んでいる。

フランスの権威あるホテル・レストラン会員組織「ルレ・エ・シャトー」の香港唯一の加盟店である同店は、これまでも多くのアーティストたちとのコラボを重ね
てきた。中にはストリートアート界の革命児Banskyや、日本人アーティストのタカノ綾など気鋭の芸術家も含まれている。今回コラボレーションするのはポルトガル出身のウィルス氏。ドリルを用いて壁に人物画を描く同氏の作品は、モデル自身の力強さや魅力を存分に引き出していて、世界各地で人気が高い。

そんな同氏の作品にインスパイアされたのは「Bibo」のシェフ、ムタロ・バルド氏とミソロジストのティモシー・チン氏。ウィルス氏が削り取る壁の破片を意味する「Debris」という名の限定コースメニューに「Bibo」ならではの創造性が垣間見える。コースはまずホワイトアスパラガスとエッグミモサ、そして鶏の肉汁
とパルメザンの泡が口当たり優しい前菜「Diorama」、そしてアンズタケ、アプリコット、エシャロット、チャイブのソテー「Scratching the Surface」が提供さbib2れる。メインは佐賀豚をクミンハーブ、ニンジンのピューレ、ビートルート、ベビーオニオンとともにじっくり焼き上げた「Mayhem」または、スズキと黒トリュフのマッシュドポテト、エンダイヴとイカのグリル「Homogeneo」が選べる。どちらも素材の旨みが口いっぱいに広がる一品だ。デザートも2種類から選択でき、ラズベリーシャーベットとチョコレートムースのプレート、またはチョコレートクリームとバニラアイスクリームのクレープのプレートから選べる。メニューのすべてがウィルス氏の作品のタイトルを冠しており、シェフが影響を受けた原作品の力強さがうかがえる。

4月10日まではウィルス氏がデザインを手がけたトラムが香港島を走行する。さらにDebrisコースを楽しんだ先着250人のゲストには同トラムを創る際に出た作品の破片が配布される予定。力強いストリートアートと繊細なフランス料理マリアージュ。刺激的なひと時を過ごしてみてはいかが?bib3

Bibo
住所:163 Hollywood Rd., Sheung Wan
電話:(852)2956-3188
時間:月~金 12:00~15:30、17:00~25:00
土、日 11:30~15:30、17:00~25:00
料金:DebrisコースHKD1,250
( 大人1人用、内HKD200をHOCA芸術団体に寄付)
ウェブ:www.bibo.hk

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