クーポン&アプリ特集  Part 1

2019/09/18

dww現在を生きる人々の生活にも仕事にも欠かせないスマートフォン。 アプリケーションソフト(App)が数えきれないほどたくさんあり、価格も無料のものと有料があってどれを選べばいいかわからない!!! PPWはそんなAppについて独自に調査してみました。また、当特集末には香港/広東で年内迄使用可能なクーポンを多数掲載!!!

 

中国在住の日本人に朗報!! 便利なツールを日本語で簡単に操作できる
日本人向け中国生活アプリ「Nanaco」の開発者趙さんにインタビュー!!

dfgさっそくですが、ズバリ!「Nanaco」とはどのようなスマホアプリなのでしょうか。
「Nanaco」は、中国で駐在、あるいは出張や留学、旅行で中国を訪れる日本人が快適で便利な中国生活を享受できる“ゲートウェイ”であり、“プラットフォーム”です。ハイヤーの配車やフードデリバリー、通話料金のチャージ、宅配便の手配等を日本語環境で行うことができます。
一方、日本のラジオ放送が聴けたり、中国各都市で発行されているフリーペーパーや都市情報のハンドブック(ジェトロ「スタイル」シリーズや観光局のパンフ等)が閲覧できるほか、音声翻訳や為替計算等、利便性が高いツールを搭載しています。さらに、間もなくリリースする新バージョン「Ver.3.0」では、モバイルEC機能が追加いたします。快適で充実したオンラインショッピングを楽しんでいただけます。
うわあ、さまざまな機能満載ですね!ところで、「Nanaco」を作ったきっかけは。
日本留学を終え、中国で生活し始めると、「ファンチャオ(豊巣:HIVEBOX)」の宅配ボックスや生鮮野菜の自動販売機、「美団」や「ele(餓了麽)」といった出前サービス、あるいは「シャオミ(小米)」が展開するさまざまなソリューション等に強い魅力を感じました。日本ではアリペイのような決済ツールでさえ、まだ物珍しがられていたからです。そこで、このような中国では当たり前になっているギークリー(Geekly)な製品やサービスをプラットフォームにして、まずは中国にいる日本人あるいはその他の外国人に使っていただけることができないだろうかと考えたのです。

 

なるほど。複数のサービスがひとつのアプリから使えるのはとても便利ですね。あの、「Nanaco」は上海だけで使えるアプリなのですか。
「Nanaco」は中国全土の主要都市でご利用いただけます。北京、天津、上海では一定の知名度がある一方、あいにく華南地域ではフードデリバリーのテナント数なども少ないのが実状ですが、これから補強を図っていきます。華南地域でもより多くのユーザーの方にNanacoをご利用いただけたらと願っています。なお、フリーペーパーをはじめ、都市情報に関する電子媒体が閲覧できる電子ライブラリー機能は、中国以外にお住まいの方からもご利用いただいています。

 

私みたいなIT音痴には願ってもないアプリです。華南地域の強化、楽しみです!
この「Nanaco」は現在、どのような人がどのような用途で使っていますか。言葉の壁から中国語アプリの利用が困難な方、または中国の生活アプリの画面デザインがなじまないという方、あるいは中国で普通になっているWeChat Payやアリペイの口座を持っていないことから「滴滴」や「美団」「餓了麼」等を使いたくても使えない方などです。

 

中国語が苦手な人や、中国でまだ日が浅い人でも安心ですね。ちなみに「Nanaco」の現在の登録者数はどのくらいなのでしょうか。
ダウンロード数は約1万、そのうちアクティブユーザーは約2,000(2019年8月現在)です。デリバリー店舗数:中国15,000軒に達しています。
また、WeChat公衆号フォロワー:①「Heynanaco」は800、②「LivAiA」(姉妹アカウント)は6,000人になりますね。パートナー:滴滴・神州・曹操・易到(配車予約)、楽連(デリバリー)、順豊(宅配便)、流連(EC)など、中国でも主流の企業と提携しております。多くの人が中国の多地域で使っていますね。作り手から見た「Nanaco」の必要性とは。中国人のスマホユーザーがふだんから当然のごとく利用している配車サービスやフードデリバリー、あるいはECショッピング等を日本人が利用するのは、先にお伝えしたように言語環境や決済ツール等、何かと制約がつきものです。「Nanaco」アプリはすべて日本語環境でサービスを提供しており、カスタマーデスクも日本語人材を当てています。さらに日本人ユーザーになじみ深いクレジットカード数種ほか、ペイパルといった国際的なオンライン決済ツールとも連携ができ、“言葉”や“決済”の壁をクリアしています。

 

私もスマホ決済ができるようになるまで、いくつかの制約を乗り越えました(笑)。中国で当たり前にできることが、「Nanaco」で同じようになんでもできるのは本当に魅力的でもあり、実際、助かることばかりですね。今後のさらなる展開に期待しています。今日はお忙しい中、どうもありがとうございました。
こちらこそ、中国にお住まいの日本の方をはじめ、多くの方々のお力になれればと願っております。今後とも「Nanaco」アプリをよろしくお願いいたします。


 

ds趙名子(Meiko Cho) 総経理
庫米科技(大連)有限公司CEO。1993年名古屋生まれ。深圳、 香港での就学を経て、米国、日本で映像制作を学ぶ。IT企業等での勤務を経て2017年7月に庫米科技(大連)有限公司のCEOに就任、日本人向け中国生活アプリ「Nanaco」の開発指揮に当たる。趣味はサーフィン、スキー等のアウトドアスポー ツ全般、愛犬(サモエド犬)との散歩、ワインなど。

■アプリのダウンロードはこちらから→http://www.nanaco.com.cn
■リアルな中国情報を発信!→WeChat公式アカウント【HeyNanaco】

 

 

 

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