深セン「盛塑科技有限公司」の総経理、森田 孝さんインタビュー
いつも新しいことに挑戦!
盛塑科技有限公司 森田 孝さん
今回は深セン羅湖区で活躍する森田孝さんにインタビュー。家電の部品から子供服まで幅広く手がけているパワフルな総経理に早速話を聞いてみた。
PPW:深センに来たきっかけは?
森田氏:もともと日本の企業に勤めていたんですが、出張ベースでは香港にきていました。中国、香港で仕事をしてみたいなということもありまして、知り合いと一緒に香港と深センで会社を立ち上げました。
PPW:現在はどんなお仕事をされていますか?
森田氏:現在はパソコンのキーパッドやケース、デジカメや携帯電話の部品を日本のメーカーさんに供給しています。携帯電話のボタンなんかも作っているんですよ。あとは、携帯電話の温度が上がってしまった時、それを冷やすための部品も作っています。シートなんですが、世界で3箇所しか製造していないんです。その1つが弊社です。その他に、子供服や、防災用の水に浮くリュックを作っています。これらも私が企画、デザインをしているんですよ。
PPW:本当にいろいろなことをされているんですね!
デザインを学ばれたことはあるんですか?
森田氏:デザインを学んだことはないですよ。私は構想を練っているだけなんです。その後サンプルを実際に作って、それをどう料理するか考えるんです。何でもありふれた世の中だからこそ、自分にしかできないことを考えることが必要だと考えています。私も常に新しいことを考えていますよ!!型にはまったことしたくないですね。
PPW:仕事の楽しい部分は何ですか?
森田氏:貿易、製造、販売、営業代理幅広く手がけているんですが、どんな物をどんなふうに売ろうかと考えたり、実際にデザインや企画をしているときは楽しいですね。それが私の仕事の楽しい部分です。
PPW:森田さんが思う日本と中国の違いは何ですか?
森田氏:誰にでもチャンスがあるところだと思います。ただし、アイデアがないと成功はできません。実際見てて思うのは、中国人の方が行動力がありますね。日本人は石橋を叩き過ぎる傾向にあると思うんです。だから大きな失敗はしないけれど大きな成功もなかなかできないんです。
PPW:今後華南地区で起業したいと思っている方へのアドバイスはありますか。
森田氏:現在、こちらで起業する、工場を作るというのは大変難しくなっています。中国が立ち上がっていく課程では良かったのでしょうが、何でも淘汰される世の中になっていますので、アドバイスをするのは難しいですね。やはり言えることは、普通のものを作っていてはダメということですね。今あるものを作っていても、先駆者との差が広がるだけです。ですから、誰もやったことがないことをやってみて下さい!
PPW:ありがとうございました!!
森田孝さん プロフィール
盛塑科技有限公司 総経理
中国、香港で仕事をしてみたいと盛塑科技有限公司を設立。
常に新しいことに挑戦し続ける格好いい総経理!