飲食店にロボット導入!広州御一信息技術有限公司

2015/11/11

「1台2役」の賢い配膳ロボットで経営コストを大幅カット!
この”優れもの“を広州でいち早く
導入した飲食店に突撃インタビュー!

食事を運ぶロボットQ:可愛いロボットですね。こちらで配膳ロボットを使用してどのくらい経ちますか?
A:当店では今年の3月から導入しました。整備期間を挟んでこれまで実際に使用したのは3ヶ月間になります。夜の充電だけで、翌日は8時間以上働いてくれます。

Q:ロボットを採用してから、経営コストはどれくらい削減できましたか?
A:ロボット1台でスタッフ2人分相当の仕事量をこなします。当店の規模からすると、5〜6人のスタッフが必要ですが、このロボットが1台あればスタッフ2人でお店を回せます。つまり、人件費が30〜50%カットできるということです。

Q:なるほど。それは大きいですね。コスト削減以外のメリットもありますか?
A:通常、レストラン経営では、接客などのスタッフに対する定期的な研修が必要となりますが、ロボットを使用すれば最初の設定を済ませるだけでその後の研修などは必要ありません。また、この目新しいサービスはお客さんへのインパクトも絶大です。

Q:ロボットを使用してから来店するお客さんに変化はありましたか?
A:料理提供の必要がない時でもロボットが店内を巡るようにしています。そのためお子様連れのお客さんが店の前を通ると、子どもたちがロボットに興味を示してくれて入店される方もいます。また、最近では目新しいものをWeChat(微信)のモーメンツ(朋友圈)上にアップします。当店のロボットは多くの”新し物好き“の若者たちを引き寄せていますね。

広州御一信息技術有限公司の謝さん、水野さん

今回取材したオーダーマシン、配膳ロボットを製造・販売している「広州御一信息技術有限公司」の謝さん、水野さん

ロボットと店長の陳さん

インパクト抜群のロボットに大満足の店長・陳さん

Q:ロボットの使用についてどのような感想をお持ちですか?
A:ロボットは決して安い買い物ではありませんが、1回で済む投資だと考えています。導入してしまえば、保守・整備のみで給料を支払う必要はありませんし、各店舗の経営状態によって異なりますが、当店では1年ほどで費用を回収できる見込みです。特に現在の中国では、労働力コストが絶え間なく上昇しているので、飲食業界にとっては大きな打撃です。今後、このような「ロボット配膳」を採用する飲食店が徐々に増えるのではないかと思います。

ロボット操作方法1 食事を運ぶロボットと女性
ロボットから食事を受け取る女性 ロボットから食事を受け取った後の女性

実際に使ってみた。
セルフオーダーエリアにあるカウンタータイプのオーダーマシンは、画面をタップして投入口にお金を入れるだけでオーダー完了。銀聯カードも使用できるので、現金がなくても安心だ。オーダー後は、席について待つだけ。しばらくすると料理トレーを持ったロボットがゆっくりとこちらへ向かってくる。店員のリモコン操作でロボットはレールに沿って正確にテーブルの前で停止。料理を受け取ると任務を完了したロボットはレールに沿って戻っていく。ホールスタッフが料理を提供するのと比べ、お客さんが自分で料理を机に移すという動作が多くなるが、ロボットと協同した料理提供システムはとても新鮮だ。

【LIANGCAN 大石店】
住所:広州市番禺区大石街道WE公館商業中心109号
(広州地下鉄3号線大石駅B出口すぐ)
電話:(86)20-3926-6678
【広州御一信息技術有限公司】
住所:広州市番禺区市僑平康路358号沙許一工業区A4棟
電話:(86)8463-9555/(86)139-2233-0071 水野
ウェブ:http://www.yuyi555.com

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