深センにある居酒屋「はちべえ」伊藤 行輝さんインタビュー
深センに住んで何年ですか?また深センの雰囲気はどうですか?
住んで2ヶ月です。なので街の変化は分かりません。街も大きく、活気があり刺激になります。飲食店の接客などはまだまだですね。ただ、生活面では日本ではなかったようなこと、例えば中国ではどんなことも自分の力で1からやっていかないといけないのでそこが大変であり、面白いですね。
と、言いますのは
キャンパスでいうと、日本は経済がある程度完成しているので、イラストが決まっていて、あとは色を塗るだけのもの、中国は真っ白なキャンパスっていうイメージです。
なので自分は真っ白なキャンパスにどう描いてやるかと毎日奮闘しています。
深センの嫌いな所や苦労話はありますか?
洋式トイレが少ない、食事の衛生面(屋台に限る)、そして人間の推しが強いところです。
街中にある屋台で(おそらく海鮮系の料理だと思うのですが)食あたりしてしまったこともしょっちゅうありますし、今日なんて、バイクタクシーとの交渉で値段を聞き間違えてしまって、相場の5倍の値段を請求されました(笑)。
でも、大きな犯罪や命の危機なんかにあったことは1回もありません。
では、逆に深センの好きな所はありますか?
好きな所は老街ですね。活気があり、安い屋台や安い雑貨や服があるので、日本でいう原宿のイメージです。食べ歩きやショッピングに最適ですよ。行く度に新しい発見やより安い店などがあり、いつ行っても飽きないです。
また、日本にいたときは中国人に良いイメージはなかったのですが、実際に深センに来て中国人と知り合うと優しかったり、だまされるってことも値段以外ではないです。
食べ物や物の値段も安いものが多いですし、かといって高級品もある。高い物から安い物まで揃っています。
深センに来たら是非行った方がいい!という所はありますか?
まずは屋台ですね、これぞアジアってものを味わい、そのあとは活気のある老街でブラブラ買い物や街探索をして、最後の締めは居酒屋「はちべえ」でお酒や食事を堪能!まさしく王道プランですね(笑)。
ここが日本と違うなと思う所はありますか?
そんなに文化的な違いはないです。多少、大雑把で適当ですが(笑)この前、職場の中国人1人と仲良くなろうと思って飲みに誘ったら、彼が違う方も誘っていて、集合してみると10人ぐらいの集団になっていました。別に、彼らは僕から奢ってもらおうとかではなく、単にそうゆう文化なんだなと感じました。
最後に、今後の目標や将来の夢はありますか?
地元の秋田はもちろん、東北の方ってそんなに海外に出て行く人は少ないと思うんです。なので、今の会社を広州地区で店舗拡大し、のちのちは活気のある東南アジアでビジネスを行いたいですね。また、そこで地元のビジネスをグローバル化する架け橋にする、それをどんどん繰り返し市場を大きくして、最終的には地元秋田や東北のビジネスの活性化や知名度アップにも繋げたいです。
1987年生まれ。工業高校卒業後、地元秋田の電気材料会社に入社するが、すぐに退社。21歳で上京し、ラーメン屋に入社後、店長まで勤めるが震災後に資金ぶりが悪化し、閉店。2年間携帯販売の仕事に就き、販売技術などの接客術やスタッフ育成などを学び、2年間でトップセールスに上り詰めた後、独立を目指し退社。退社後、その販売のノウハウを活かし東京を拠点に講演会などを開催し事業を設立。後、知人の紹介で深センに滞在、現在は居酒屋「はちべえ」の新店舗展開やスタッフ育成などを担当。独身。絶賛彼女募集中です(笑)。