【Insurance110】駐在中のお金に関するお役立ちコラム⑥

2024/01/31

香港で正式にビットコイン投資を始める方法

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香港内でビットコイン投資をする条件は「プロフェッショナルインベスター(以降PI)」である事が必要でした。ではPIの条件とは?個人では800万香港ドル(US$100万)以上の資産がある投資家です。それ以外は一般投資家として公式に香港内では購入できませんでした。

転機を迎えたのは2023年6月。一般投資家にも窓口が開かれました。とは言え『ビットコイン』ですからね。

弊社の定めている『資産運用の順番』においては『ハイリスク』なジャンルに位置しており、既にここまでで苦手意識を持たれている人もいらっしゃるでしょう。上昇も下落も受け入れられない人は、『中程度のリスク』の範囲で安定的に長期投資できる方法を推奨致します。

せっかく、勇気を持って資産運用を始めたのに値動きが気になって目の前の仕事が手に着かない…。そればかりか暴落でヤラレタ…。なんて事があると人生の生産性が下がってしまいますからね。そんな投資はしない方が身のためです。

紙面に限りもあるので、ココからは、仮に投資対象と考えた場合に知っておきたい情報は何か? そして『香港政府から認可されている取引所』で正式にビットコインを購入できる会社の紹介をしておきます。

まずは、時代背景と直近のニュースから。ビットコインが生まれたのは2009年1月3日、サトシ・ナカモトによって公式にスタートされました。最初の取引は2010年5月22日であり、通称PizzaDayと呼ばれ、2枚のピザを10,000 Bitcoinで引き換えたとされています。当時の価値としてはUS$41(3,700円)相当ですが、現在の価値に直すとUS$4.3億(633億円)! 約1,000万倍の価値上昇をしています。Wow

まぁ、そのようなタイミングで買っている人は変な人と思われていたでしょうから、しょうがないですよね。諦めもつきます。b

背景が不確かだった『ビットコイン』にも、いよいよ市民権を得るタイミングが来ました。米国証券取引委員会SECがブラックロックなどの超大手資産運用会社の申請するETF(ザクっと言うとファンド)を今年1月10日に承認したのです。結構重大なイベントだったのですが、一般の人にはどうでも良い事ですので、ポイントだけ纏めます。

『安心感』『詐欺商品ではない』『既存金融の枠組みの投資商品』『課税関係も明確』『ハッキングリスク無し』と、これまでニュースで騒がれてきた様なリスクがほぼ回避される形になります。マネロン・リスクも回避できると言う事で承認されたのだと考えています。

ではなぜ騒がれているのか?比較対象として、金$GoldのETFを振り返ると、2004年に上場されてから7年で価格が4倍以上となり、現在では1トロイオンス=$2,012を超えます。つまりデジタルゴールドと言われているビットコインも、勢いよく上がるのでは? とマーケットでは期待感に溢れています。

香港での一般顧客向けビットコイン投資の解放、米国でのETF承認など雰囲気的には追い風な感じですが、どう動くのか…楽しみですね。とはいえ投資にリスクは付きものです。いい話の後には暴落というシナリオも考える必要があります。今回の記事は、投資アドバイスではなくあくまでも既存情報のシェアですので、最後のご判断は慎重にお願い致します。

※日本と香港では税金が異なるので、異動・本帰国の際は、香港で現金化して引っ越しした方が良いのではないかと思います。

香港で、一般投資家向けにビットコイン取引きを開始した会社
HASHKEY Exchange
取り扱い中の通貨数:17通貨(2024年1月18日現在)
一般投資家が購入可能な通貨:2通貨(BTC、ETH)

今後、香港のオンライン専業銀行も取り扱いを始めるかも?といったニュースは多いので、資産全体の一部として考えるのも良いでしょうね。ただし夢の様に儲かる事もありますが、まずは足元固め、土台固めが大事です。興味がある様でしたらまた記事にしたいと思います。

執筆者
Insurance110
シニアコンサルタント 才田 弘一郎

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