広州そら色散歩：沙湾古鎮園（しゃーわんぐーじぇんえん） - 広東総合投稿

広州生活3年目の水戸がお送りするオススメ観光名所！今回は、前回紹介した南粤苑（なんゆぇえん）から地下鉄の駅に戻る途中にある、バス路線ぶらり途中下車の
旅！800年の歴史ある沙湾古鎮をご案内しよう。ここは嶺南文化が色濃く残る伝統的な歴史文化区として4年前にリニューアルオープンしたばかりで、新旧融合の小洒落た街並みが広がっている。温故知新の街作りが非常に上手くいった例だと思うんだよね、古鎮好きなら一度は訪れておきたい。独特な魅力を持つ
西洋色も相まって、撮影スポットの宝庫という印象だ。

歴史、文化、商業が見事に一体化した名鎮は、国内外の客人のアテンドにぴったりだ。路地裏に入ると住居がひしめき地元の人々の生活感がたっぷり。東西文化融合の不思議な街、といったところかな。散策コースは、沙湾古鎮南入口から大巷涌路をまっすぐ入って左折が僕流。小さな旅館、食事や軽食、カフェが点在し、これが街並によく溶け込んでいて、良い雰囲気を醸し出しているな。歩いていると次々に名所名跡が現れるので入ってみよう。どこも無料で開放してくれているのが嬉しい。しかしよく
見ると地元の人の住まいだったりするから気をつけないとな、ははは。

1,寺院や著名人の旧家などにふらりと入ってみよう！
玉虚宮の入口を覗いてみようか、一般の祠堂だからもちろん無料で参拝できるんだ。このあたり一面には供えられた線香からいい香りが漂っている。奥に現れる立派な仏像を見ていると、心が落ち着く。天井から無数にぶらさげられた面白い形のグルグル線香は必見！といってもこれが一番に目に飛び込んでくるんだな～。なぜこのような形をしているんだろう？

2,入り組んだ裏路地と不思議な建物の造り
一歩路地を入ると、中国でもない西洋でもない、おや、どこか奇妙な世界に迷い込んだかな？という不思議な感覚に囚われることがある。どこの国にいるのかも、いつの時代かも分からなくなるんだ。裏路地へと通じる坂路の形成に興味を持ち、引き寄せられるように上がっていきそこに広がる絶景など…あぁ、感慨深いものがあるな。気を付けて歩いていると、年代物の貴重な地層が、ガラスに覆われ展示されていたりするんだ。いくつもの発見と驚きがある。

3,私塾や住居、文化を知るのにもってこいのスポット沙湾古鎮園_私塾
ほかに、広東音楽の啓蒙人物といわれている何少霞の旧家もあるんだ。大地主の一族であった彼らの優雅な生活を窺い知ることができるぞ。教卓や机の並ぶ私塾では、広州の童謡の歌詞が読めたりと、当時の様子が想像できて楽しいぞ。

さてお腹はどうかな？ふらりと入った麺館ですする地元の牛肉麺にワンタン、牛乳プリンは最高だ。風情のある果物屋で新鮮な南国フルーツを買うのもいいな。

今回の“隠れ撮影”スポット

【モニュメントと壁画】
至るところに遊び心いっぱいの壁画を見つけることができるぞ。どれもモニュメントとぴったり合っていてなかなか面白いぞ、力作ぞろいだ。全部で何ヶ所発見できるかな？壁に注意しながら歩くなんてなぁ。これとは別に、牡蠣の殻でびっしりと覆われた壁なんていうのもあるぞ。探してみよう！

【路地と犬猫】
マイペースなこの感覚は好きだなぁ。観光客が行き交うすぐ側で、のんびりと過ごす彼らの様子。

沙湾古鎮園（Shawan Ancient Town）Photo_沙湾古鎮園_玉虚宮
住所:広州市番禺区大巷涌路10号沙湾古鎮
交通:地下鉄3号線「市橋」駅Dを出て、「百越広場東門」バス停から67番線で約20分、「沙湾南村」下車。

時間:9:30～17:30
入園料:無料

【ランチスポット】
～僕はね、観光とセットで、美味しくお得に食べられるご飯処もしっかり押さえてあるんだよ～
千順寿司（地鉄駅店）
住所:広州市番禺区市橋橋兴大道132号
電話:(86)20-2898-0011
時間:10:30～22:30
地下鉄3号線「市橋」駅D出口「百越広場東門」バス停そばだから、沙湾古鎮に行きがてら寄ってみるといい。縁ガワ、トロサーモン、甘エビ、マグロ握り、鉄火巻きなど一皿12元で食べられるし、ビールも12元。安いぞぉ。

広州大好き水戸さん
GZ Welcome Guide Mr.Mito.
Be the master of one’s own life!!!
某コンピューター日本商社の営業で、情報系（生管、原価会計）と、エンジニアリング系（CAD/CAM/CAE）に長年携わってきました。縁あって、こちらでは日系エンジニアリング販社の顧問をしています！広州を愛してやまない水戸さんが、地下鉄とバスを使い、巡り巡ったところは30ヶ所以上。自分の足で向かうのがMito流。タイトルの空色は、自身が晴れ男であることから。