世界に展開するゼネコン「新大陸(New Continent)」10周年

2017/11/01

「世界の工場」から「世界の市場」へのシフトが加速する中国であるが、新たな製造拠点を同国に設けたいと考えている企業はまだまだ多い。特に広東省においては、自動車関連の企業も多数駐在しており、その潜在能力は計り知れない。今回は、中国国内外の工場建設を手掛ける「新大陸」の張総経理にインタビューを敢行。同社の強みとこれからの展望を聞いた。

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【中国大陸に10社、さらにアフリカ・ケニアにも展開。今月で創立10周年を迎える「新大陸」】
PPW編集部:今月で10周年を迎えるという「新大陸」ですが、これまでの実績を教えていただけますか?

張総経理:弊社は、2007年の創立より、日系企業をはじめ、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデン、スイスなどの先進国から中国に進出してきた200社以上の外資系企業に設計、施工、管理といったサービスを提供してきました。特に新工場建設の際の建設地の選定、中国特有の煩わしい政府手続きの他、ローカル企業との折衝といった課題の解決といった私たちの強みを生かしたサービスの提供で多くのお客様から信頼を得ております。

【日本人一級建築士と経験豊富な日本人営業マンが在駐、設計から施工・管理までをトータルにサポート】
PPW編集部:なるほど。工場建設は企業にとって大きな決断でもありますので、言葉や文化習慣のちょっとした違いから大きな損失を生んでしまうということも大いに考えられます。そういった点を細かくカバーしてくれるというのは信頼に繋がりますね。

張総経理:そうですね。弊社には日系大手のゼネコンでの経験を持つ日本人一級建築士、中国で長くビジネスを経験してきた日本人営業マンが在駐していますので、品質・アフターサービスともに他にはない高いレベルのサービスを提案することができます。

【中国ローカル企業とのネットワークがあるからスムーズな対応が可能】
張総経理:また、弊社のもう一つの強みが中国のローカル企業とのネットワークです。10年という実績の中で国内のローカル企業との信頼関係には自信があり、現地の情報収集の際にはとても役立ちます。例えば、建設地の状況や役所手続きに係る諸々の対応ですね。特に政府関係の手続きは頻繁にそのシステムが変わるため、しっかりとした情報をスピーディーに集めて対応できることは大きな強みだと思います。

PPW編集部:確かに、ローカル企業でしか知りえない現地の情報が得られるのは企業にとっては大きなメリットになります。これに日本人建築士と営業マンのアフターサービスが加わることで日本のような高品質で安心のサービスをより安価に提供できる訳ですね。最後に御社の今後の展望を教えていただけますでしょうか?

【広東省における各国企業の進出の波はまだまだ終わらない。「広州に新大陸あり」を目指して】
張総経理:10周年を迎える11月を節目に広東省における事業領域拡大を目指します。中国の国内市場、特に広東省の潜在能力はまだまだ高く、世界各区からの企業の展開も多いことから日系企業をはじめ、欧米、ローカルの受注も積極的に受け入れることで2〜3年の間に「広州に新大陸あり」というイメージを持たせていきたいですね。そのためには、“縁”を大切にして、案件の大小に関わらず”誠意“をもってひとつひとつの業務に対応していきたいです。

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【新大陸(集団)国際工程項目管理有限公司(New Continent)】
2007年創立。2017年11月で10周年を迎える。中国大陸に10社、さらにアフリカ・ケニアにも展開する企業の工場建設を手掛ける準ゼネコン。外資系企業の工場建設を中心に大小関わらずデザイン・設計から施工管理まで全てを手掛ける。

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広州新大陸(集団)国際工程項目管理有限公司張総経理
ドイツで建築学を学んだ経験から中国の重要拠点である広州支社の総経理に就任。大手電子部品メーカーTDKや自動車部品製造工場の建設にも携わる工場建設のエキスパート。

本社住所:山東省青島市経済技術開発区紫金山路117号華林大厦2102室
広州支社住所:広州市番禺区市橋街光明北路242号華聯大厦6楼
電話:(86)20-8483-0756/(86)139-2233-0071(日本人営業:水野)
メール:gz-mizuno@xdl-china.com
ウェブ:www.xdl-china.com

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