「日本経済新聞国際版ニュースの活用方法」世達志香港有限公司 総経理 桜木竜二

2015/02/24

教えて!ニュースの活用方法 NIKKEI

電子版で記事を素早くチェック情報の蓄積がビジネスの応用に!!

香港で活躍する日系企業の方たちにとって不可欠な情報源となっているのが、「日本経済新聞国際版」。今回は日本でも長年日経新聞を愛読していたというスターツ香港(世達志香港有限公司)総経理・桜木竜二さんに、日ごろどのように活用しているのか、お話を伺った桜木竜二1スターツ香港(世達志香港有限公司)総経理 桜木 竜二さん2014年7月から香港在住。趣味はゴルフ、読書、ドラマ観賞。ゴルフは香港ではまだ経験していないのでこれから挑戦する予定。また香港に来た当初からスクールに通って英語の勉強を続けている。これからトレッキングにも挑戦したいと考え中。

日本経済新聞はいつ頃から、どんな読み方をされていますか?
就職活動をしていた時から読んでいます。日本では毎朝、朝刊を読み、会社から帰宅したら夕刊を読むという習慣でした。現在は、毎朝家で電子版をチェックし、オフィスに来てから気になる記事を新聞で読みます。就業時間の30分前には出社して新聞に目を通していますよ。またお昼の休憩中に時間があれば外に新聞を持って行き、記事をチェックしています。夕刊に関しては、だいたい4時くらいに電子版で読んでいます。あまり時間がとれないことが多いのですが、一面は必ずチェックしています。

スターツ香港 電子版も活用されているんですね。電子版の良さはどこですか?
今日の一面をパッと見れるところです。短い時間で何が起きているのかを全体的に一面ですぐに確認できるので便利ですね。また、保存が簡単にできるのもいいですね。学生時代、記事の切り抜きもしていましたが、電子版の機能を使用すれば、共感できた記事をすぐに保存できるのですごく便利です。また、ニュースメールが毎朝くるので情報がいち早く取集でき、端的でわかりやすいです。電子版と新聞の両方を組み合わせながら情報をチェックすると内容がより頭に入ってきます。

日本経済新聞国際版で一番チェックしている記事は何ですか?
アジアで仕事をしているのでアジアBizの情報は欠かせません。電子系やメーカ関係も香港に拠点を置いていたり、チャイナプラスワンとしてタイが注目され、さらにタイプラスワンでラオスやベトナムに生産拠点を持ってきたりと、アジアにおける日系企業の動きは目まぐるしく変化しています。私たちは駐在員向けの住宅やオフィスの手配も行っているので、日本がどこに向かっているのかといった情報が重要になってきます。日本で不動産営業と人事を担当していた時は、人事の動きを中心に確認していました。なぜなら部長が変わるのと同時にその部下も変わってくるので、この会社は全体的に動くだろうという推測ができるからです。海外で働くとなると、アジア全域に対して人がどう動いて行くかなどの情報に注目して読んだりしています。法人関係にも携わっているので、香港に関わる記事、また香港にある企業が動くなど、日系企業が題目になる記事はおさえています。

日本経済新聞国際版が欠かせないと感じるときは?
情報が偏っていない部分です。国際面、経済面、株式さらにスポーツも要点となる部分は必ず載っており、色々なカテゴリーの情報を提供してくれているので偏りすぎていなくて読みやすいです。日本人として日本の情報を常に把握していたいという考えがあるので、日本の動きが全て見られる日経新聞に情報収集の部分では頼りきっています。またテレビでニュースを見ますが、どこもトップニュースにほとんど全ての時間を割いています。しかし日経新聞だと社会情勢の経済面をオールマイティーに見られるので欠かせないものとなっています。新聞切り抜きさらに、新聞で色々な記事を読んでいくとそれが蓄積され、先を見通せるようになってきます。ビジネスでは、将来を見据えた閃きを持つことが大切だと考えます。例えば、こういったニーズがあったからこういう商品が出来てきた。さらにこういった世界情勢があるから場所が移ったなど1つ先をいくような先見性を日経新聞を読み続けることで養え、自分の仕事に応用できると思います。日経新聞は経済の情報だけでなく、経営者の経験談など臨場感溢れる内容の記事もあるので、自分に蓄積されやすくビジネスだけでなく生きるうえでのヒントになったりもします。

仕事以外の記事でよく読むコーナーなどはありますか?
「私の履歴書」はよく読みます。すごく読みやすく、電車に乗っている5分を費やして読んでいますが、読めない時は電子版で読むなどして欠かさず読んでいます。毎月1人の人にスポットをあて、最初は幼少時代から中盤は仕事に関して終盤はその人の生き様が1ヶ月を通して書かれております。1ヶ月単位でスケジュールを把握する時もあるので、これで1ヶ月が終わるんだなと、生活リズムが日経新聞の記事と重なっているようにも思えます。さらに、「課長時代」も読んでいます。経営者が若かった頃の辛かった事、さらに楽しみにしている事などを知ることができ、今の自分と重ね合わせています。トップの人たちの経験談を読むことで自分を回想したりもしますね。すごく勉強にもなり、楽しみにしています。

桜木竜二2日本経済新聞 国際版、電子版のお問い合わせは日経中国(香港)社まで Tel : (852)2598-1771 E-mail : nikkei@nikkei.com.hk

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