映画「トランセンデンス(超験駭客)」広州上映予定
“シンギュラリティ”の先にあるのは……?映画「トランセンデンス」4月広州上映予定
ウォーリー・フィスターがメガホンを取る「トランセンデンス」が4月から広州でも上映予定。亡き科学者の意識がアップロードされた人工知能が進化を果たし、人類や世界を混乱に陥れていくSFサスペンスだ。ジョニー・デップ、モーガン・フリーマンら、実力派スターが顔をそろえる。
人工知能「PINN」の開発研究に没頭するも、反テクノロジーを叫ぶ過激派グループに銃撃されて命を落としてしまった科学者ウィル(ジョニー・デップ)。だが、研究者である妻エブリン(レベッカ・ホール)の手によって彼の頭脳と意識は、死の間際に「PINN」へとアップロードされていた。ウィルと融合した「PINN」は超高速の処理能力を見せ始め、軍事機密、金融、政治、個人情報など、ありとあらゆるデータを手に入れていくようになる。やがて、その進化は人類の想像を超えるレベルにまで達してしまう。
この映画では、「技術的特異点(シンギュラリティ)」と呼ばれるテーマが扱われている。シンギュラリティとは、簡単に言えば、コンピュータが人間の能力を超える現象やその瞬間のこと。その一線を超えてしまうと、科学技術の進歩を支配するのは人類ではなく人工知能(AI)になり、様々な予測が通用しなくなると考えられている。現実的に起こるかどうかはともかく、ITをはじめコンピュータに依存する社会に住む現代人にとっては、無視できない警鐘にも聞こえる。鮮烈なビジュアルで描かれるSFの世界は、その名の通り“Transcendence(”=超越・超絶)だ!
「超験駭客」(Transcendence)
監督:ウォーリー・フィスター
出演:ジョニー・デップ、レベッカ・ホール、
ポール・ベタニー、モーガン・フリーマン