夏は天河北路にある「Wunder Bar」でドイツ料理を
南オーストラリア・ハンドルフに伝わる本場ド イツ料理
天河北路にある「Wunder Bar」は、炭火焼きによるドイツ料理がメインのレストラン&バーだ。南オーストラリア・ハンドルフにあるドイツ料理「Hahndorf Inn Restaurant」スタイルの料理が味わえると評判だ。ハンドルフはドイツ系移民の入植地として知られている。1960年代、この街に移り住んだドイツ系の人々により本場のドイツ料理が地元の料理人に伝えられた。地元の料理人たちはこれらの料理をレシピにし、それを代々伝えてきた。「Wunder Bar」の創業者は、ハンドルフを訪れ、この街に伝わる伝統的なドイツ料理を学び、それを広州に持ち帰った。
「Wunder Bar」の名物は、シュバイネハクセ(脆皮猪手)とソーセージ(香腸)、そして純正ドイツビール(原漿啤酒)だ。
シュバイネハクセ
オーストラリアではシュテルツェ(Stelze)とも呼ばれるシュバイネハクセ。皮がカリカリになるまでローストした骨付き豚すね肉のことで、ドイツ料理を代表する一品だ。「Wunder Bar」では、2日間塩漬けした骨付き豚すね肉を2時間半ボイルし、高温の油で揚げる。こうすることで塩分がほどよく抜け、肉の脂が落ちて旨味が凝縮される。そのため、豚足からイメージされるような脂っこさはない。ボリューム満点のお肉は、カリカリの皮とジューシーでやわらかい肉とのコンビネーションがたまらない! 味にアクセントがほしければ特製の調味料をつけてみるのもよい。オーストラリアでは夏の定番メニューで、「Wunder Bar」を訪れる人のほとんどが注文するという大人気メニューだ。
ソーセージ
薄皮肉厚で、肉の旨味をとじ込めた同店のソーセージもオススメ!チーズブルスト(芝士腸)、ビーフソーセージ(牛肉腸)など、数種類を取り揃える。お得な盛り合わせメニューならソーセージの様々な味わいが楽しめる。
ドイツビール
シュバイネハクセやソーセージなどの肉料理に欠かせないのがドイツビール! ドイツビールの特徴は、麦芽の風味が豊かで、のど越しがやわらかく、多少濃厚であること。ドイツでは「ビール純粋令」(Reinheitsgebot)があるため、多くのドイツビールは、麦芽・ホップ・酵母・水のみを原料として作られる。「Wunder Bar」では、シュナイダー・ヴァイセ(Schneider Weisse、施納德啤酒)、ホフブロイ・ミュンヘン(Hofbräu München、皇冠啤酒)、パウラナー(PAULANER、柏龍啤酒)など、各種取り揃えている。これらはどれもドイツから取り寄せている純正ビールだ。
「Wunder Bar」は、昼間はゆったりとした時間を過ごせるレストランだが、夜はにぎやかなバーへと変身する。ランチタイムにはお手頃価格のセットメニューも提供している。毎週金・土の夜はバンドによる生演奏もあり、雰囲気を盛り上げてくれる。
七夕、クリスマス、ハロウィンなどのイベント日はパーティーを予約する人が多く、家族や友達とここで楽しいひとときを過ごしている。また、サッカーの試合がある時なども、ビールを飲みながら試合を観戦するサポーターでにぎわう。こうしたイベント日には良い席を求めて予約が集中するとのことだ。
暑さが本番を迎えるこれからの季節、スタミナをつけて元気に過ごしたい!「Wunder Bar」の涼しい室内で、ボリューム満点の肉料理をドイツビールで流し込み、ダーツに興じる……「Wunder Bar」が広州の夏を爽やかに過ごすのに一役買ってくれそうだ。
Wunder Bar
住所:広州市天河区天河北路175号祥龍花園首層(「市長大厦」向い)
電話:(86)20-8755-5564
時間:11:00~27:00