中国で交通事故にあって分かったこと。コラム

2015/06/09

順写真朝、娘を小学校まで送りがてら、行きつけのお店で朝ごはんを買って「んじゃ!」とお姉ちゃんに挨拶して歩きだそうとした瞬間。なんと!歩道を走る車と正面衝突!!の私…とはいっても車は止まる寸前、倒れるほどではなかったけれど。

ここ中国では何故か歩道に駐車スペースがあり、しょっちゅうそこを車が走る。「Beep-beep!」とクラクションをこれでもかっ!と鳴らしながら、ワガモノ顔で走る。普段から危ないなぁと思っていたけれどまさか自分がその犠牲者になるなんて。

「What the %$*◎!!」停止した車に向かって文句を言うも、無視を決め込む車中。英語で文句(私は中国語ができない)を言い続けたらようやく加害者が降りてきた。彼もなんだか解らないけれども中国語で言い返してくる。奥底に眠っていた私の”パンク魂“が湧き上がり、ここ5年余りのうっぷん(以前もぶつけられたこと有)を晴らすべく、今回こそは!と対決することを決意。ついでに、こういう場合の一連の流れも知りたかったので少々大袈裟ながらも”警察のお世話“になることにした。

加害者に「Call police!!」としつこく言い、お店のお姉ちゃんに最寄りの警察署と救急車の番号(110と120だ)を聞き、電話をしてみる。
まずは警察署110↓警察「にいはお、×××」私「Hello,I need police’s help, canyou understand?」警察「ぶちっ」
・・・切られた・・・
お次は救急車。120↓救急「にいはお、×××」私「Hello,I need help, can youunderstand?」救急「ぶちっ」
・・・またもや切られた・・・
これでは埒が明かないので、日本国領事館の代表番号に電話してみる。
・・・繋がらない・・・

中国 歩道に車

このまま、どうにもならないまま終わってしまうのか・・・さっきの威勢のよいパンク魂から一転、弱気な考えがグルグルと頭の中を回りだしたその時、加害者が「警察に電話したよ」と言うので、とりあえず待つことにした。

警察を待つ間、豆乳を飲みながらこれ見よがしに「あぁ〜いたたた・・・(あいや〜、とんら〜)」と呟く私(ちょっとは大袈裟にしておかないとね)に暇を持て余した加害者が話しかけてくる。私が日本人だと解ると、ちょうど日本観光中の妹が送って来たという満開の桜の写真を見せて一言。「日本はいいよねぇ」と嬉しそうに微笑む。

こんな時に。待つこと45分(長い!!)。ようやく警察(交警)2人組が現れ、加害者は年かさの警官に、私は若い方にそれぞれ状況&自分の言い分をぶち撒ける。

私「ここって、歩道だよ!朝は小学生、いっぱい歩いてんだよ!安全じゃないよ!歩道なんだよっ!この車、私が目の前にいるのに止まらなかったんだよ!ぶつかってきたんだよ!(かたこと中国語+英単語+ジェスチャー)」

果たして、無事に解決できるのか?警察はどのくらい、何をしてくれるのか?結末は次号にて!!

広州市の交通事情 渋滞写真

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母、妻、日本語教師、大学生、ライター、女の6足のわらじを履いて、中国は広州でパタパタと、何でもかんでも「なんとかなるさー」で乗り切る毎日。広州歴5年になるも中国語は駄目駄目レベル。夜ごはんの主食はビール。

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