僑城東の近代的アート村「OCT当代藝術中心」深セン市

2014/10/28

今回は、アート好きの若者でにぎわう街「僑城東」にあるOCT当代藝術中心に行ってきた。

OCT当代藝術中心

今回紹介するのは、深センの地下鉄僑城東から徒歩5分、近代的アート村「OCT当代藝術中心」。ここは、中国の現代アートターミナルとして、中国の国有美術館が運営している。海外にあるチャイナタウンがコンセプトになっており、あたかも豊富なテーマの公園観光地のようだ。またここは、中国と世界の美術・アートの展示会やフォーラムを開催するという役割も併せ持ち、国際的視野持つ、中国の現代美術の国際線ターミナルだそうだ。

建物内には美術館、雑貨屋、カフェ、レストランなどが入っている。メインの建物には何社か設計事務所が入っており、1階の壁にはそれらの事務所が今までデザインしてきた建築や内装の写真が、美術展のように飾られている。その1社である「PALDESIGE」の担当者によれば、これらの写真の建物は全て、香港を含む中国国内のビル。近年の巨大ビルやホテルの建設時に、他のホテルと違う高級感やデザインの内装の要望が多いという。「PALDESIGE」は、香港、深セン、上海、北京にオフィスを持ち、深センではここOCT当代藝術中心が事務所になっているそうだ。「ここに事務所を構えることによって、多くの美術関係者に訪れていただけます。また、来所された方が他の作品を見て、芸術の良さを再確認していただけるのは素晴らしいことです。」と語ってくれた。

また、芸術的なのは設計事務所だけでなく、ヤシの木で演出された南国風のレストランで台湾料理を楽しめたり、竹をモチーフに和風とモダンを融合させた、中国ではあまり見かけないようなお洒落な洋服店があったり、10数種類以上のアイスクリームをオープンテラスで味わえたりと、丸1日いても飽きない。どのお店もとても広く、インテリアも全て凝っている。アートな気分で楽しめる注目スポットだ。

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