広州 Work from Café のススメ
ここ数年、広州市内に様々なカフェが立ち並ぶようになった。しかし仕事が可能な場所を見つけるのは簡単ではない。コーヒーチェーンでもいいが、どうも単調な感じがする。光の入りが良く、席が快適、充電コンセントがあるなどが仕事に適するカフェを選ぶ一番の要素であろう。その次に、飲み物の味も自分の好みに合い、店内にトイレがあればなお良い。
そこで今回、カフェで仕事をする人が通う秘蔵カフェを掘り出し、5店を紹介。
原本工坊(荔湾店)
室内席のほとんどは窓に沿って並べられており、レトロな木製の窓の外を覗くと、ゆったりとした湖が見渡せる。壁に近い席はほぼコンセントを備えている。
お勧めのコーヒーは「冰滴」、デキャンタに入ったコーヒーを、飲みたい時にコップに移し飲むことができる。お腹が空いたら西関の路地に行き伝統的なワンタン麺や腸粉を、あるいは仕事が終わった後に泮溪酒家、西関世家に行き「飲茶」するもよし。
住所:茘湾区龍津西路風水基50号2階201
時間:11:00~18:30
トイレ:なし
予算:40元
Stamp caffffe
いつも賑やかなイメージがあるが、店のバリスタによると「週末になると確かに多くの人がいますが、平日になると全く違っており、静かに仕事をしたり、本を読んだりするのに適しています。
自然の光が窓ガラスを通して室内に漏れてきて、特に午後は光が空間全体をカバーし、非常に明るくなっています。二階の壁側の席にはコンセントも常備。この階で流れている歌は香港と台湾、欧米の流行曲を中心として選曲しており、気楽に仕事をしたい人向けです。商談など真面目な話や仕事に集中したいなら、三階がおすすめ。ここで流れているのはスローテンポの軽音楽で、空間全体が静か。座席の種類も豊富。横になりたいなら、隅に何組か用意しているソファでどうぞ。」との談。
住所:越秀区北京路363号
時間:平日 8:00~26:00、土日祝 9:00~26:00
トイレ:あり
予算:43元
YAWN COFFEE
二人掛けテーブルと会議でも使えそうな大型テーブルを備えており、各席にはUSBを含む各種電源コンセントがある。平日は店内にそこまで人が多くなく、大変静かで、店でいつも流れているJazzのリストは軽快なリズムで雰囲気を醸し出している。店内に客が多くなると、BGMを切り替え、人が多くてもうるさくならないようにしている。
オススメは水出しケニアコーヒーにチョコレートクッキーを添えて。
住所:越秀区永曜北街7号119舗
時間:平日 8:00~18:00、土日祝 10:00~18:00
トイレ:なし
予算:28元
TALLK CAFÉ
サラリーマンが集う秘密基地。平日の午後、多くの人がパソコンを持って来て、店はたちまちにぎやかになる。
客席はいろいろなシーンに設計されており、四角いテーブルと長い会議テーブルのほか、キャンプ場にあるような座席も追加された。飲み物も面白く、酸柠冷萃(レモン入りコーヒー)、陳皮Dirty(干したみかんの皮入りコーヒー)など、おなじみのコーヒーに奇異な考えを加えた逸品が。ミーティングをここで行うと、稀有なコーヒーから新たなアイディアが生まれるかも。
住所:天河区林楽路未来社1階
時間:平日10:00~22:00、土日祝09:00~22:00
トイレ:あり
予算:49元
FLOW
滨江西路にあり交通の便がいいとは言えないが、だからこそ平日は比較的静かで仕事にもってこいだ。珠江に沿って散歩しつつ店に行こう。休憩でリラックスしたいなら、外に出て街を眺めたり、カウンター席でバリスタとおしゃべりしたりしてもいい。オリジナルデザート「CUPシリーズ」はバター、アイスクリーム、ゼリーなどを組み合わせ一つのカップにしたもの。仕事に没頭しアイスクリームが溶けたとしても、溶けたアイスクリームが他の食材と融合してまた違った風味が楽しめる。
住所:海珠区浜江西路246号1階
時間:10:00~20:00
トイレ:あり