風水の奥義を行く!第84回 己亥年も金運を引き寄せる孟意堂風水、の巻
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。
ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。
◆下剋上の年がやってくる◆
恭喜發財!
生意興隆(商売繁盛)!
この一年は面白い年になりそうです。この一年を占う手法の一つに四柱推命を活用する方法があります。年の始まりの四柱推命でその年の如何を占う方法で、これで今年を見てみると、ズバリ「下剋上」というキーワードが出てきます。つまり、これまで十分な資産があってこれから先も安泰だと思われていた人たちの「これから」が不透明になっていく一方で、実力はあるのに実際のところ金運に恵まれていなかった人たちが彗星の如く金運をゲットするチャンスがやってくるのです。
そのチャンスをさらに強化できるのが風水です。
◆玄空飛星法を活用する◆
風水の手法の一つである玄空飛星法は、その場所・その地域の風水というよりも時間軸と大きく関わりのあるものです。
いにしえの人たちは、龍が天空を180年かけて一周し、その龍の動きによって時代の流れが変わると考えていました。その時その時の龍の性質を把握し龍を活用できれば、その時代の流れを理解しチャンスをつかむと考えられていたのです。大きくは20年周期で、それから1年周期で、そして毎月のように流れは変わります。
その動きを1から9までの暗号のような数字に置き換え、それぞれの数字の持つ意味を深く理解し、この数字の組み合わせを紐解いていくと、金運やビジネス運、健康運、人間関係運に活用できるのです。
今、この己亥(つちのとい)年に生きている私たちは下元第八運の時期にいます。だから、8の数字、つまり八白土星のエネルギーを金運や富貴を招くエネルギーとして活用できるのです。
玄空飛星法はお肌のお手入れに例えると皮膚の表面をキレイにお手入れするようなものだと思います。表面をお手入れすると、肌にハリや艶が出てきたり化粧のノリがよくなるように、この手法の効果はすぐに現れます。ですから、結果を早く欲しがる中華圏の人たちには人気のある手法です。しかしながら、本当に肌をキレイにするためには、その土台がどうであるかが問われます。日頃の食生活や生活習慣、五臓六腑の機能、ストレスの度合い等が土台の細胞レベルにどう影響しているかが問われるのです。
風水も同じように表面だけ手入れしたところで長く続く効果は期待できません。土台の細胞レベルを生かす風水が問われます。とはいえ、年の初めから起こる玄空飛星エネルギーのパワーは強いものがありますから、活用しないわけにはいかないでしょう。
◆孟意堂風水的今年の玄空飛星法を金運に変える奥義◆
第八運の金運に影響する八白土星は土エネルギーですから、それを強化するためには、例えば暖かみのある照明であったり、赤い絨毯や福の字であったり、火エネルギーを活用して土エネルギーを強化する必要があります。しかしながら、今年の八白土星は上図にあるように中央に宿っています。これは、「入囚」と言って八白土星のエネルギーが表に出にくいことを意味します。ですから、八白土星だけを強化しても今年の金運が巡ってくることにはなりません。八白土星は活用しつつ、このエネルギーとつながりのある一白水星及び六白金星も活用します。
この一年は、一白水星の宿る西には三殺も宿り、六白金星の宿る東には口論や言い争いを招くエネルギーも宿るので、それぞれデトックスさせてから、人のご縁に恵まれる一白や昇進昇格に影響する六白エネルギーを強化させる必要があります。
これらの仕掛けがそこで活動する人の運と相まって下剋上を起こすチャンスが可能になるのです。そして、この「下剋上」が三日天下なのか、それとも一つの時代を築くことができるのかは、その底にある細胞レベルの風水がどうであるかが問われるのだと思います。
彦坂 久美子
<プロフィール>
名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。
孟意堂
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