ドラマ「延禧攻略」で人気!清朝の芸術品の世界

2018/10/16

ドラマ「延禧攻略」で人気!
清朝の芸術品の世界

清朝の乾隆帝時代を舞台にした中国のドラマ、「延禧攻略」が香港、台湾、中国で人気を集めている。同王朝で最も栄えた時代を描く同作品だが、贅沢な素材を使い、職人芸で仕上げられた美しい装飾と衣装は特に好評で、同番組を見て伝統文化に興味を持つ若者も多いのだという。今回はそんな清朝の芸術品をご紹介しよう。

 

宮廷金珀圓雕天祿擺件

琥珀製。神話の中の獣、天祿が角の付いた頭を前に向けて佇んでいる。

1 宮廷金珀圓雕天祿擺件

 

 


竹根縷空雕九如如意

3本の竹根でできた王笏。杖の8つと上部の大きな霊芝は長寿の象徴である九如を暗示している。

3 竹根縷空雕九如如意 

 

 


瑪腦巧色白菜瓶連座

瑪瑙の形を活かした細工の緻密さが素晴らし い。台座は針葉樹を形どった塗り物。

2 瑪腦巧色白菜瓶連座

 

 


水晶球連紋紋座

完全な球形に彫られ、磨かれた水晶の美しさが見事。

4 水晶球連紋紋座

 

 


銅胎灑金橢圓型香爐連蓋

青銅に金箔を施した香炉。台座、飾りのついた蓋の細工も美しい。

9 銅胎灑金橢圓型香爐連蓋

 

 


松石綠釉如意型托

上部は霊芝がモチーフ。脚はよく見ると獣の口から伸びている。

5 松石綠釉如意型托

 

 


水晶仿古六角型方鼎香爐連蓋

六角形の水晶の本体に、凹凸のある縁と湾曲した四足が特徴的。

8 水晶仿古六角型方鼎香爐連蓋

 

 


青白玉沁色仿古螭龍紋雞心佩

茶色の翡翠製の飾り。女性を模した形にレリーフ紋様、幾何学模様、 龍が彫り込まれている。

6 青白玉沁色仿古螭龍紋雞心佩

 

 


瑪腦山水紋硯屏

大理石のような色合いの瑪瑙を加工し、木製の枠に収めた一品。

7 瑪腦山水紋硯屏

 

 


「秋月入疏林」印款

田黄石を使った印章。前面には菊と蝶、裏面に宋時代の詩人、韓琦の詞、“九日水阁”が刻まれている。

13A「秋月入疏林」印款  13B 「秋月入疏林」印款  13C 「秋月入疏林」印款 

 

 


竹開窗縷空雕鳳求凰詩文筆筒

1本竹製の筆立て。中央には琴を弾く男性とそれを眺める女性、香炉等の小物が見える。

12 竹開窗縷空雕鳳求凰詩文筆筒

 

 


宮廷粉紅璧茜二龍爭珠筆舔

ピンク調のトルマリンでできた硯。縁に中央の真珠を挟んで2匹の龍が彫られている。

10 宮廷粉紅璧茜二龍爭珠筆舔

 

 


宮廷青玉硯台連盒

翡翠の色合いと、宋王朝時代に流行した丸みのある姿形が美し い硯。

11 宮廷青玉硯台連盒

 

 

(テキスト:Hilary Kwan、翻訳:Shoko Masuda)


Maria Kiang Chinese Art
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メール:info@mariakiangchineseart.com

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